マクラーレン・ホンダ:収穫なきダブルリタイア / F1オーストリアGP
マクラーレン・ホンダは、F1オーストリアGPの決勝レースで、フェルナンド・アロンソ、ジェンソン・バトンともにリタイアだった。
フェルナンド・アロンソ (リタイア)
「好スタートを切り、1コーナーおよび2コーナーで、順位を大幅に上げることに成功した。前を走っていたキミ・ライコネンのマシンはプライムタイヤを装着しており、2コーナーの出口でホイールをスピンさせていたので追い越そうとしたところ、ライコネンのマシンがコントロールを失って左側に流れ、そこにいたのが僕のマシンだった」
「その結果、両マシンがウォールに激突したけど、幸い、2人ともケガはなかった。ライコネンのマシンはギアが5速に入っていて、グリップ力がほとんどない状態だったと思うので、奇妙なアクシデントだった。僕たちが前に突き進むには、チームワークが不可欠だ。当然のことながら、チームの目標は、現時点で達しているレベルよりもさらに高いところにあるけど、我々は正しい方向に向かいつつある。近いうちに運がまわってくることはわかっているので、僕は前向きな姿勢でいる」
ジェンソン・バトン (リタイア)
「マシンには何も故障はなかったけど、何らかの不具合が発生した。スイッチを切り替えても変化がなかったので、チームとして、マシンをリタイアさせる決断を下した。今週末は新品のエンジンを搭載していたので、不必要に損傷を与えることを避けるために、そこでレースを終えることにした。シルバーストンでは、また前進することになるだろう。今、抱えている問題を解決し、母国の観客の前でさらに力強いレースを披露できるようにしたいと思う。また、その次のハンガリーGPは、僕たちのマシンに適したサーキットなので、良い結果が残せるようにしたい。こういうときは、前向きな姿勢でいるようにするしかない。ファクトリーにいるメンバー全員がレース後の僕たちのインタビューを聞いているので、フェルナンドも私も、みんなのモチベーションを維持できるようにしたいと思う。このパッケージで何を達成できるのかはわかっているので、状況はそれほど悪くない。チームのメンバー全員が引き続き強い気持ちを持っていられるように心がける」
エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「『失敗する余地があるなら、失敗する』というマーフィーの法則がありますが、マクラーレン・ホンダについて言えば、今日はそれを100%証明したような一日でした。数々のペナルティによってグリッド最後尾に追いやられた結果、我々のドライバーは今日のグランプリを19番手および20番手からスタートしました。レースがまだ1周目の段階で、フェルナンドはフェラーリーのキミ・ライコネン選手との接触によってリタイアとなりました。かなり激しい衝突でしたので、一番大事なのは、誰も深刻なケガを負わなかったということです。それから数周後に、今度はジェンソンがレースを終えることになりました。これは、マシンの吸気システムのセンサーに不具合が発生したためです。今回は、ウォーキングおよび日本のさくらにいるマクラーレン・ホンダチームの全員にとって厳しい週末となりましたが、我々がこれに怯むことは決してありません。もちろん、厳しい状況であることは認めますが、状況が厳しいほど人は強くなるのです。我々は強い気持ちを持って突き進んでいくので、見ていてください」
関連:F1オーストリアGP 結果:ニコ・ロズベルグが圧勝
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1オーストリアGP
フェルナンド・アロンソ (リタイア)
「好スタートを切り、1コーナーおよび2コーナーで、順位を大幅に上げることに成功した。前を走っていたキミ・ライコネンのマシンはプライムタイヤを装着しており、2コーナーの出口でホイールをスピンさせていたので追い越そうとしたところ、ライコネンのマシンがコントロールを失って左側に流れ、そこにいたのが僕のマシンだった」
「その結果、両マシンがウォールに激突したけど、幸い、2人ともケガはなかった。ライコネンのマシンはギアが5速に入っていて、グリップ力がほとんどない状態だったと思うので、奇妙なアクシデントだった。僕たちが前に突き進むには、チームワークが不可欠だ。当然のことながら、チームの目標は、現時点で達しているレベルよりもさらに高いところにあるけど、我々は正しい方向に向かいつつある。近いうちに運がまわってくることはわかっているので、僕は前向きな姿勢でいる」
ジェンソン・バトン (リタイア)
「マシンには何も故障はなかったけど、何らかの不具合が発生した。スイッチを切り替えても変化がなかったので、チームとして、マシンをリタイアさせる決断を下した。今週末は新品のエンジンを搭載していたので、不必要に損傷を与えることを避けるために、そこでレースを終えることにした。シルバーストンでは、また前進することになるだろう。今、抱えている問題を解決し、母国の観客の前でさらに力強いレースを披露できるようにしたいと思う。また、その次のハンガリーGPは、僕たちのマシンに適したサーキットなので、良い結果が残せるようにしたい。こういうときは、前向きな姿勢でいるようにするしかない。ファクトリーにいるメンバー全員がレース後の僕たちのインタビューを聞いているので、フェルナンドも私も、みんなのモチベーションを維持できるようにしたいと思う。このパッケージで何を達成できるのかはわかっているので、状況はそれほど悪くない。チームのメンバー全員が引き続き強い気持ちを持っていられるように心がける」
エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「『失敗する余地があるなら、失敗する』というマーフィーの法則がありますが、マクラーレン・ホンダについて言えば、今日はそれを100%証明したような一日でした。数々のペナルティによってグリッド最後尾に追いやられた結果、我々のドライバーは今日のグランプリを19番手および20番手からスタートしました。レースがまだ1周目の段階で、フェルナンドはフェラーリーのキミ・ライコネン選手との接触によってリタイアとなりました。かなり激しい衝突でしたので、一番大事なのは、誰も深刻なケガを負わなかったということです。それから数周後に、今度はジェンソンがレースを終えることになりました。これは、マシンの吸気システムのセンサーに不具合が発生したためです。今回は、ウォーキングおよび日本のさくらにいるマクラーレン・ホンダチームの全員にとって厳しい週末となりましたが、我々がこれに怯むことは決してありません。もちろん、厳しい状況であることは認めますが、状況が厳しいほど人は強くなるのです。我々は強い気持ちを持って突き進んでいくので、見ていてください」
関連:F1オーストリアGP 結果:ニコ・ロズベルグが圧勝
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1オーストリアGP