フェルナンド・アロンソ クラッシュ
FIAは、フェルナンド・アロンソが4日間入院することになったクラッシュの状況について調査すると述べた。

22日(日)のバルセロナテスト最終日に起こった事故について、マクラーレンが声明を出したのは28時間たってからだった。そのため、この事故には“突風”だけではない何かが裏にあるのではないかとの推測を呼んでいる。

フェルナンド・アロンソの後ろを走っていたセバスチャン・ベッテルは、アロンソがコンクリートウォールに向けてステアリングを切ったように見えたと述べ、コースサイドにいたカメラマンは“それほど激しいクラッシュには見えなかった”と述べている。

マクラーレンは声明の中で、フェルナンド・アロンソがERSによって感電したり、バッテリーの有害な煙を吸引したといった事実は一切ないと述べており、ウォールに衝突するまでアロンソには意識があったと述べている。

しかし、 Autosprint は、ホンダのMGU-Kに繰り返しトラブルが発生したことから、マクラーレンが介入し、今週行われる最終バルセロナテストではハイブリッドバージョンのシステムが使われると報じた。別の説として、フェルナンド・アロンソが何らかの発作を起こしたのではないかという見解もある。

しかし、これまでのところ、事故時の映像やテレメトリーデータは公表されていない。

元F1ドクターのゲイリー・ハーシュタインは、フェルナンド・アロンソの入院が長引いたことに触れ、単純な脳震盪以上の何かがあるのではないかと怪しんでいる。

25日(水)に退院したフェルナンド・アロンソは、病院で3夜を過ごしており、うち2晩は集中治療室にいたという。この件についてFIAが調査を開始することになった。

「適切な理解のために詳細な調査を行い、コミュニティとして学べることはないか考えたい」とFIAのスポークスマンは Associated Press に語った。

Sport Bild によると、FIAはマクラーレンにテレメトリーデータの提供を依頼したという。

しかし、La Gazzetta dello Sportは「これは公式な調査ではなく、情報提供のリクエストだ」と報じている。

一方、元マクラーレンドライバーのゲルハルト・ベルガーは、マクラーレンはデータを公表すべきだと考えている。

「すべての疑いを晴らすためにも、マクラーレンはテレメトリーデータを公表するべきだ」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / フェルナンド・アロンソ / FIA(国際自動車連盟)