マクラーレン 720 GT3
マクラーレンは、2019年にむけて新型GT3カー『720 GT3』を開発している。マクラーレン・モータースポーツによって製造される720 GT3は、マクラーレンGTの名前でCRSが開発した650Sの後継モデルとなる。

マクラーレン・オートモーティブのCEOを務めるマイク・フレウィットは「GT3に残ったことは重要だった。モータースポーツはマクラーレンの一部・一区画であり、我々のカスタマーがブランドとして見なしているものだ」とコメント。

「数年前、我々はヨーロッパについてだけ話していたが、GT3は世界中で成長している。我々は30か国でクルマを販売しているグローバル企業であるため、すべての点で我々に適している」

「我々はより多くのビジネスを管理したいと思っていたし、現在、我々はGT3カーの開発を管理下に置くことができている」

GT3の設立者であるステファン・ラテルは、GT3を継続するという決定は“通常通りのビジネス”だと表現した。

「もちろん、素晴らしいことだが、マニュファクチャラーのひとつがGT3カーをやらないと決断する方がもっと大きなニュースになるだろう」とステファン・ラテルは述べた。

マクラーレン 650S GT3やMP4-12C GT3で用いられた4リッター V8ツインターボをベースにしたエンジンを搭載する720 GT3の計画は来年の夏に発表されることになっており、2018年12月にカスタマーにデリバリーが開発される前にいくつかのレースを含めた開発プログラムが実施される。

長年、マクラーレンのファクトリードライバーを務めるロブ・ベルが、マクラーレン・モータースポーツと開発を結び、クルマの開発を率いていく。

価格はまだ発表されていないが、650Sと同等の33万ポンド(約4900万円)近くになると予想されている。

マクラーレン・オートモーティブのモータースポーツ部門は、他の多くのプロジェクトと同様にGPT3プログラムを拡大している。現在、マクラーレンのF1チームやスポーツカーの生産ラインが置かれているマクラーレン・テクノロジー・センターから2マイルのところに新しい拠点が建設されている。

マクラーレンとCRSとの契約は今年で終了し、新たな650S GT3が製造されることはないが、CRSはカスタマーへのサポートサービスは継続していく。

マクラーレン・オートモーティブは、720 GT3や他のレース製品を提供する世界的なディーラーネットワーウを構築している。

また、マクラーレンはファクトリーで一元的に運営されている570S GT4のための新しいワンメイク選手権をは発表。マクラーレンGTシリーズは、マクラーレンのオーナーがレースへの第一歩を踏み出すことを目標にしている。すでにマクラーレンは英国GT選手権のGT4部門に2台の参戦によるドライバー育成プログラムを発表している。

McLaren 720 GT3

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム