カンタム、ロータスのニコ・ヒュルケンベルグ起用を希望
ロータスは完全な契約締結を待っている段階だが、11月中旬に設定された最終期日が迫っているとも報じられている。
最終期日が過ぎた場合、ロータスは年間4100万ユーロ（約54億5,500万円）の支援をもたらすと言われるPDVSAを後援者に持つパストール・マルドナドと契約する可能性が高い。
報じられているところによると、内部関係者は「パストールは彼自身ではなく、彼の資金力しか注目されていないことにいつ気づくのだろうか？」と発言しているという。
また、ロータスがベネズエラかカンタムの資金を手に入れるまでは、チームオーナーであるジェラルド・ロペスがポケットマネーを使っていくとも報道じられている。
ジェラルド・ロペスは「予算に触ることはない。我々はチャンピオンシップ2位で終えたい」と述べた。
現在、ロータスはランキング4位につけているが、2位のメルセデスと3位のフェラーリの後ろになるか前になるかでコンコルド協定による収入が1,500万ユーロ（約19億9,600万円）変わってくると言われている。
ランキング2位で終えることができれば、ニコ・ヒュルケンベルグへの支払いに役立つかもしれない。
ロータスのチーム代表エリック・ブーリエは、競争力の高いチームがニコ・ヒュルケンベルグのような才能のあるドライバーと契約できないような状況ならば、F1が心配されるほど最悪な状況に陥っているのではないかとの質問に「コメントしたくない」と述べた。
それでも、ジェラルド・ロペスは「将来的にベストなドライバーの組み合わせはグロージャンとヒュルケンベルグだ」と述べた。
4度のワールドチャンピオンに輝いたアラン・プロストも、F1の財政状況が有望なニコ・ヒュルケンベルグを追い出す可能性があるのは最悪だと語る。
「彼に5つのオファーが提示され、その中から彼が一番いいと思うものを選べるような状況を見たい。30年前であれば、ヒュルケンベルグのような人材であればトップチームが飛びついていただろう」と Welt に述べた。
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