キミ・ライコネン
ロータスのテクニカルディレクターを務めるジェームズ・アリソンは、キミ・ライコネンが好む“軽い”ステアリングの開発に取り組んでいることを明らかにした。

キミ・ライコネンは、開幕戦オーストラリアGPの金曜フリー走行で異なるステアリングラックを試したが、最終的に基本的なシステムに戻りしていた。

予選を終えたキミ・ライコネンは「僕の求めるものとしては完璧ではないけど、僕のドライビングには影響しない」と述べていた。

しかし、ジェームズ・アリソンは、キミ・ライコネンの要求を満たすために軽いステアリングアックの製造に取り組んでいることを明らかにした。

「現状、キミが我慢できる基本的なステアリング・セットアップはある。だが、彼にとって理想的とは言えないし、彼の要求を完璧に満たすシステムを与えることが我々の義務だ」

「彼のためにメルボルンに新しいオプションを持ち込んだが、雨のせいでそれが前進かどうか判断することができなかった」

「我々は十分な注意を払って“定番”に戻した。我々は彼が要求を満たすセットアップを生み出すまで根気強く続けていく」

ジェームズ・アリソンは、キミ・ライコネンが軽いステアリングを好んでいることを明らかにした。

「ステアリングのセットアップに望むものはドライバーによって異なる。全ドライバーがステアリングラックに油圧式のパワーステアリングユニットを持っている。そうでなければホイールの負荷には耐えられない」

「エンジニアは、ドライバー個々の必要条件を満たすようにそのユニットが供給するアシストのレベルを調整している」

「キミはかなり軽いステアリングホイールで走ることを好んでいるが、正確性にも優れたステアリングを好む」

「我々の基本的なラックは正確だが、キミのドライビングスタイルにとっては軽さが十分ではない」

「我々の挑戦は、現在のユニットよりもパワフルでありつつ、精度を犠牲にしない油圧ラックを造り上げることだ」

「まだそこにたどり着いていないが、それを成し遂げていく」

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カテゴリー: F1 / ロータス / キミ・ライコネン