F1オーナーのリバティ・メディア、フォーブス誌「2023年の最も価値あるスポーツ帝国」
フォーブスは、2023年の世界で最も価値のあるスポーツ帝国として、F1の商業権保有者であるリバティ・メディアの名前を挙げた。同誌は、リバティ・メディアの企業価値を208億ドルとした。

米誌『フォーブス』は毎年、世界で最も価値のある“スポーツ帝国”の25社を発表している。世界で最も価値あるスポーツ関連事業者のトップ25に入る各社・個人の価値の総額は、前年比23%増の1730億ドル(約22兆3700億円)に達した。

“スポーツの帝国”を築いた事業者の価値ランキングのトップは、2023年もリバティ・メディアだった。創業者で富豪のジョン・マローンが率いる同社は、F1世界選手権の運営や放映権の管理などを手がけるフォーミュラワン・グループ、MLBアトランタ・ブレーブスを所有している。

Netflixの「Drive to Survive」シリーズが高い視聴率を記録したこともあり、F1の人気は近年高まっている。F1に対する世界的な関心と、増え続けるカレンダーを考えれば、このF1がリバティ・メディアの最も価値ある資産になったことは驚くことではないかもしれない。

最近、サウジアラビアが2022年にこのF1をリバティ・メディアから買収する明確な計画を持っていると噂された。彼らはそのために200億ドルを用意したと伝えられている。フォーブスは、現在、F1の実際の価値を171億ドル(約2兆2100億円)程度と見積もっている。

リバティ・メディアはF1の株式に加えて、2023年のデイトナ24時間レースを制したマイヤー・シャンク・レーシングなど、他の組織でも少数株主持分を保有している。その結果、同社の総資産は約208億ドル(約2兆6900億円)と推定され、この計算にはF1株の値上がり分も含まれている。昨年と比較すると、それらは5%値上がりしている。

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カテゴリー: F1 / リバティ・メディア