F1:2021年の改訂版カレンダーを発表…開幕戦はバーレーンに変更。オーストラリアは11月に移動し、イモラが復活
F1は、新型コロナウイルスの影響を受け、2021年のF1世界選手権の改訂版カレンダーを発表。F1オーストラリアGPが11月に移動し、第2戦としてイモラが再びカレンダー入りした。

改訂されたカレンダーでも2021年のF1世界選手権は史上最多の23戦を保持されているが、開幕戦として予定されていたF1オーストラリアGPは第21戦として11月21日に移動された。

そのため、3月28日のF1バーレーンGPで2021年のF1シーズンは開幕する。

また、第3戦として4月11日に組み込まれていたF1中国GPは、4月18日にイモラ・サーキットに置き換えられ、改訂版カレンダーから上海は外れたが、11月に延期されたオーストラリアGPがさらに開催できない場合にはカレンダーに組み込まれる可能性を残している。

また、未定となっていた4月25日のF1ベトナムGPの枠は5月2日に移動している。

カレンダーの改訂にはFIA 世界モータースポーツ評議会の承認が必要となる。

2021年のF1世界選手権 改訂版カレンダー
開幕戦 3月28日 バーレーン (サヒール)
第2戦 4月18日 イタリア (イモラ)
第3戦 5月2日 TBC(TBC)
第4戦 5月9日 スペイン (バルセロナ)
第5戦 5月23日 モナコ (モンテカルロ)
第6戦 6月6日 アゼルバイジャン (バクー)
第7戦 6月13日 カナダ (モントリオール)
第8戦 6月27日 フランス (ルキャステレ)
第9戦 7月4日 オーストリア (シュピールベルク)
第10戦 7月18日 イギリス (シルバーストン)
第11戦 8月1日 ハンガリー (ブダペスト)
第12戦 8月29日 ベルギー (スパ ・フランコルシャン)
第13戦 9月5日 オランダ (ザントフォールト)
第14戦 9月12日 イタリア (モンツァ)
第15戦 9月26日 ロシア (ソチ)
第16戦 10月3日 シンガポール (マリーナ・ベイ)
第17戦 10月10日 日本 (鈴鹿)
第18戦 19月24日 アメリカ (オースティン)
第19戦 10月31日 メキシコ (メキシコシティ)
第20戦 11月14日 ブラジル (サンパウロ)
第21戦 11月21日 オーストラリア (メルボルン)
第22戦 11月28日 サウジアラビア (ジャッド)
第23戦 12月1日 アラブ首長国連邦 (アブダビ)

2020年のF1世界選手権は、新型コロナウイルスのパンデミックの発生に続いて再開した最初の国際的なスポーツになった。昨年の経験と確立された安全対策によって2021年もF1を安定した運用が可能となる。F1は、2021年にファンがグランドスタンドと専用のパドッククラブに戻ることを期待している。

F1の最高経営責任者を務めるステファノ・ドメニカリは「F1での忙しいシーズンのスタートとなったが、我々はシーズンに予定されているレース数が変わらないことを発表できることをうれしく思う」と語った。

「世界的パンデミックはまだノーマルな生活に戻ることを許していないが、2020年に我々は復帰する最初の国際スポーツとして安全にレースができることを示した。我々には今シーズンに生かすことができる経験と計画がある」

「オーストラリアGPの11月への日程変更にすでに合意できていることは素晴らしいニュースであり、何かが変わった場合には2021年にそこでレースをするための解決策を見つけるために中国の同僚と協力し続けていることは素晴らしいニュースだ」

「イモラが2021年シーズンに復帰することを発表できることを非常に嬉しく思う。ファンは、冬休みを終え、改訂されたバーレーンでのシーズン開幕戦でF1が戻ってくることを楽しみにしている」

「もちろん、ウイルスの状況は流動的なままだが、我々には2021年にそれに応じて安全に適応するために、すべてのパートナーとプロモーターとの昨シーズンからの経験がある」

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カテゴリー: F1 / リバティ・メディア / FIA(国際自動車連盟)