リアム・ローソン レッドブルF1昇格の上層部からの兆候は「まったくない」
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セルジオ・ペレスの悲惨なシーズンにより、今週末のアブダビグランプリを前に、レッドブルが来季のシートを維持しないと決めたのではないかという憶測が高まっている。
レッドブルはリアム・ローソンとRBチームメイトの角田裕毅のどちらかを選ぶことになるが、ペレスがチームを離脱した場合に昇格する可能性が高いと見られているのがローソンだ。
でも、ローソンは、そのチャンスが訪れた場合、自分はそれに備えていると主張しているが、同時に、RBチームが選手権で6位以内に入るという目標に集中していると強調している。
レッドブル・レーシングのシートを担当する準備ができているかと尋ねられたローソンは「正直に言って、今はそれについて考えているわけではない」と語った。
「今週末は非常に重要だ。我々はコンストラクターズ選手権で可能な限り上位を目指して戦っている」
「それが本当に僕の焦点だ。そしてチームとしては、今まさにそこを見据えている」
「それ以上に、将来的にはレッドブル・レーシングの一員になることが僕の目標だ。でも、それがいつになるのかはわからない」
「もしそのチャンスがいつか訪れたら、僕はそれに備えているつもりだ。でも、今は今週末に集中している」
リアム・ローソンは、報道が流れた週にレッドブルのボスであるクリスチャン・ホーナーやアドバイザーのヘルムート・マルコから追加の指導を受けたことはないと否定した。
「いいや、正直に言っていつもと同じだよ」と彼が受けたアドバイスについて語った。「週末に集中し、当然ベストを尽くすことだ」
「そして週末が終われば、来年に向けて自分が何をすべきか、おおよその見通しが立つだろう」
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レッドブルのオーディションに関連する衝突を否定
ローソンは復帰後、メキシコでのペレスとの接触事故を含め、いくつかの衝突事故を起こしている。後者は「正しい態度ではない」と述べた。
でも、ローソンはフェルナンド・アロンソを怒らせ、カタールではバルテリ・ボッタスと衝突した。ローソンは、その攻撃的な運転はレッドブルに印象づけようとしたためではないと主張している。
「正直に言って、レースではいつも通りにやっているだけだ」とローソンは主張した。「特定のことをしようとか、特定の方法で行動しようとしているわけではない。彼らに何かを見せようとしているわけでもない」
「ただ、マシンの中でできる限り最善を尽くそうとしているだけだ。それが僕のやり方だ。そして、それが彼らにとって気に入るか気に入らないかは彼ら次第だ」
「もちろん、僕のやり方に改善の余地があるなら、彼らは僕にそれを教えてくれるだろうし、僕もそれに取り組むつもりだ」
「でも、レースやレース週末に対する僕の姿勢という意味では、それは僕が常にそうしてきたことなんだ」
F1復帰レースに満足
2回の入賞を果たしたリアム・ローソンは、オースティンでダニエル・リカルドと交代して以来のレースに満足していると語った。
「レースはいつでも振り返ることができるし、もっとうまくやれるはずだ」とローソンは認めた。「全体的には良かったと思う。自分のパフォーマンスには満足している」
「でも、そこから学ぶべきことはあるし、このレースから学んで将来に活かせることは確かにある」
「でも、全体的にはとても満足している」
2025年のシートを待つローソン
また、リアム・ローソンは、シーズン終盤の慌ただしさから、2025年の見通しが立っていないことについて苛立つ余裕がないと強調した。
「正直に言って、来週になってもわからないのであれば、もっとフラストレーションが溜まるだろう」とローソンは認めた。「でも、今はまだレースが続いている」
「また新たな3連戦の終わりだ。忙しすぎて、シートがあるかどうかというフラストレーションについて考える時間がない」
「このレースでやるべきことがたくさんあって、頭はそれに向いている」
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