F1ラスベガスGP 予選Q1:角田裕毅は19番手でQ1敗退 ハミルトン最下位

雨量が増える中で路面は完全な“川”の状態となり、各車はコース外に飛び出し続出した。
特にハミルトンは最終アタックをアボートしタイム更新に失敗、まさかの最下位20番手で敗退。メルセデスはセットアップでハイダウンフォースを選択していたが、今回の豪雨下ではその効果を生かせなかった。
一方、アルボンは終盤のアタックでスナップからオーバーステアを喰らい、修正で壁に接触。右フロントを破損しながらピットへ戻ったもののタイムは伸びず16番手止まりとなった。
中団勢でもクラッシュや黄旗が連続。ハースのオリバー・ベアマンはターンでロックアップし軽くウォールに接触、ダブルイエローが掲示され、後続のアタックに影響が出た。角田裕毅、ボルトレトらも濡れた路面で苦戦し、スピンやワイドを喫しながら十分な改善ができずに脱落。
序盤のウェットタイヤ勢(アストンマーティンやキック・ザウバー)が一時上位に顔を出す場面もあったが、雨量・水量・視界の変化がめまぐるしく、誰にとっても“運とタイミング”がすべての難しいQ1となった。
■ Q1脱落者(16〜20番手)
16位:アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
17位:キミ・アントネッリ(メルセデス)
18位:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
19位:角田裕毅(レッドブル・レーシング)
20位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
F1TVのデイビッド・クルサードは「大物が落ちる可能性が高い」と早い段階から予兆を示していたが、その通りの結果に。さらにジョリオン・パーマーも「氷の上を走っているようだ」と表現するほどの過酷なコンディションで、Q1は最後まで混乱が収まらなかった。
豪雨のラスベガスで番狂わせが続出した予選。上位勢でさえ常に危険ゾーンに片足を突っ込み続け、誰がQ1落ちでもおかしくない難セッションとなったが、まさかの大物脱落により、Q2以降の展開はさらに読めないものとなっている。
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