F1ラスベガスGP フリー走行2回目 ライブTwitch配信:角田裕毅の順位は?
F1ラスベガスGP フリー走行2回目のライブタイミング&Twitch配信。2025年のF1世界選手権 第22戦 ラスベガスグランプリのフリープラクティスが行われる。

マシンと路面が本格的に“夜のラスベガス仕様”へと最適化されていくのがFP2だ。冷え込む路面温度に合わせてタイヤのウォームアップとデグラデーション(摩耗)管理が最重要テーマとなり、各チームはローダウンフォース寄りのセットアップとドラッグ削減に向けた調整をさらに詰めてくる。

FP1で上位につけたフェラーリ勢や、ロングランで強さを見せたレッドブル勢がどこまで本当の実力を示すかが焦点で、マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリが“苦手サーキット”の流れをどこまで修正できるかも注目だ。

一方でFP2は予選シミュレーションのメインセッションでもあるため、ソフトタイヤでの一発ペースが各チームの“真の序列”を浮かび上がらせる。ストレート主体のレイアウトが武器となるウィリアムズ、低速の安定感を持つレーシングブルズ、タイヤウィンドウの狭さに苦しむチームなど、得意・不得意がはっきり表れるのもラスベガスらしいポイント。各チームが夜の気温変化にどう対応し、決勝につながるロングランデータを確保できるかが、FP2の最大の勝負どころとなる。



■ 2025年F1ラスベガスGPの見どころ

1.角田裕毅、レッドブル内定待ちの“正念場ウィーク”──ラスベガスで評価固めへ
2026年のレッドブル昇格可否が依然として発表されない中、角田裕毅にとってラスベガスは極めて重要な週末となる。評価を大きく左右する最終3連戦の初戦であり、チーム内では作業姿勢や適応力への好評価が続く。一方、アイザック・ハジャー昇格が既定路線視される中、角田裕毅は“結果と安定性”でアピールできるかが焦点となる。

2.ノリス優位のタイトル争い──ピアストリは巻き返せるか
ランド・ノリスはメキシコとブラジルでの連勝により、オスカー・ピアストリに24点差をつけてタイトル争いをリード。ピアストリは競争力自体は回復しており、ミスさえなければ互角以上に戦える可能性も。クリーンな週末を実現できるかが選手権の行方を大きく左右する。

3.フェルスタッペン、逆転タイトルへ“ラスベガスで大量得点”が絶対条件
49点差を追うマックス・フェルスタッペンにとって、ラスベガスはほぼ“背水の陣”。2023年に勝利した経験があり、コース特性も得意領域。マクラーレン勢が苦戦しやすいサーキットだけに、この週末で大差を縮められるかが5連覇の運命を決める。

4.メルセデスは今年も“低温の夜”で速いのか──勢力図を揺るがす存在に
昨年のラスベガスではメルセデスが1-2を飾った。夜間・低温という条件下で力を発揮する傾向は今年も継続すると見られ、キミ・アントネッリの台頭やマシンの安定性向上も相まって、優勝候補の一角に。タイトル争いへの介入が大きなポイント変動を引き起こす可能性もある。

5.2025年最も寒いナイトレース──“極寒ラスベガス”が戦略を支配
低温の路面、タイヤの発熱不足、低ドラッグ勝負のストレート…ラスベガスは特殊条件が揃う一戦となる。予報では摂氏一桁台とされ、タイヤ管理・ウォームアップの難度が急上昇。勢力図が乱れやすく、思わぬ伏兵が上位に絡む波乱も十分に起こり得る。

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カテゴリー: F1 / F1ラスベガスGP