F1ラスベガスGP アグレコと公式エネルギーパートナーとして複数年契約
エネルギーソリューションの世界的リーダーであるアグレコ(Aggreko)は、F1 ハイネケン ラスベガス グランプリの公式エネルギープロバイダーして復帰することを発表した。これは複数年契約の一環であり、本契約によりアグレコは2025シーズンからF1の公式プロバイダーとして、F1レースに低炭素エネルギーソリューションを提供することになる。

アグレコのラスベガスグランプリへの復帰は、同社がF1と複数年のパートナーシップを締結した発表と同時期に行われた。2023年のレースを成功に導いた後、2024年11月21日から23日にかけてラスベガスで開催されるナイトレースに電力を供給した。

加えてアグレコは、仮設休憩エリア、チームホスピタリティエリアなどのHVAC(暖房・換気・空調)も提供。さらに国内外への放送用の電力も提供した。ナイトレースとしての複雑さがあるため、イベントを継続的に稼働させるための電力供給が重要な課題となる。

2023年大会では、アグレコは15MWの電力と600万BTUの熱を供給し、ラスベガス・グランプリの成功に重要な役割を果たした。Aggrekoは、最新のTier 4 Final(ティア4F)発電機をサーキット周辺の複数の場所に設置し、バッテリーエネルギー貯蔵システムを導入することで、コースの照明を維持し、観客を楽しませた。また、レースを楽しむ観客が集まる複数の場所で温度管理を提供した。Aggrekoは最先端の技術を活用し、排出量を最小限に抑えることに成功した。特に、Tier 4F発電機は、F1が環境目標を達成するのに貢献し、粒子状物質(PM)の排出を98%、窒素酸化物(NOx)を96%削減した。

アグレコ 北米地区セールス&マーケティング担当副社長のスティーブン・サール氏「昨年の初開催となったラスベガス・グランプリの成功を受けて、再びラスベガスに戻れることを光栄に思います。最新技術を活用した当社のエネルギーソリューションの専門知識は、昨年のレースを支える上で重要な役割を果たしました。今年もF1と協力し、レースの灯を灯し続けられることを誇りに思います」と語った。

アグレコ(Aggreko)について
アグレコは、エネルギーソリューションの分野で世界の最大リーディング企業。必要な時、必要な場所、必要な量のエネルギーを供給し、あらゆる産業を支援している。急速に変化するエネルギー市場の最前線で、革新的な技術と豊富な業界知識を活かし、柔軟で効率的なソリューションを展開。どんなに複雑な課題にも対応し、お客様の目標達成を強力にサポートする。持続可能な未来に向け、クリーンエネルギーや次世代燃料、環境負荷の少ないサービスへの投資を加速。より環境に優しく、効率的な選択肢を世界中のお客様に提供している。1962年に創業し、本社を英国に構え、現在6,000人以上の従業員が世界各地でエネルギーの安定供給を支えている。

ラスベガスグランプリについて
2023年に設立されたFORMULA 1 HEINEKEN SILVER LAS VEGAS GRAND PRIXは、F1とリバティ・メディア・コーポレーションが共同でプロモートし、クラーク郡と協力して開催される。全50周のレースは、ラスベガス・ストリップの中心に位置する3.8マイル(約6.1km)の市街地サーキットで行われ、ドライバーは時速215マイル(約346km/h)を超える驚異的なスピードで、世界的に有名なランドマーク、ホテル、カジノの周囲を駆け抜ける。ラスベガスグランプリ財団を通じて、ラスベガスグランプリ株式会社は地元の団体やプログラムに100万ドル近くを寄付し、地域の家族やコミュニティが直面する最も差し迫った課題に直接対応するためのリソースを提供することを約束している。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1ラスベガスGP / F1スポンサー