ランド・ノリス F1モナコGP予選で伝説刻む「70秒切り」オンボード映像

ノリスは最後のアタックで1分09秒954を記録。これはモナコ市街地コースにおける歴史上初の「70秒切り」のラップタイムであり、暫定ポールだったルクレールを0.109秒上回る見事な走りだった。
ルクレールは週末の全3回のプラクティスで最速タイムを叩き出していたが、ポール奪取にはわずかに届かなかった。
今回のポールポジションは、ノリスにとって今季開幕戦オーストラリアGP以来で、2025年シーズン唯一の勝利を挙げたグランプリ以来の快挙でもある。
公開されたオンボード映像では、市街地の狭隘なコースでギリギリの限界を攻めるノリスの視点から、コーナー侵入やブレーキングポイント、シケインのクリア状況が手に取るように伝わってくる。
映像はスタートから最終シケインまでほぼ全区間をカバー。モナコ名物のトンネル区間では最小限のステアリング操作で最高速を維持し、ターン1ではわずかなタイヤカスをものともせずに斜行。最終ラップのクライマックスでは、0.109秒差で暫定トップに立つ瞬間のデジタルセクタースコアが表示され、コックピット内の興奮が画面越しにも伝わってくる。
日曜の決勝では、2ストップ義務付きのレースが予定されており、2021年に記録した3位がこれまでのモナコでの最高成績であるノリスにとって、新たな挑戦となる。
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