ランド・ノリス F1王座獲得に向けて「誰とでも戦う準備はできている」
ランド・ノリスは、2025年のF1世界選手権でドライバーズタイトルを獲得するために「誰とでも戦う準備はできている」と語る。

2024年シーズンは、レッドブルやフェラーリに大きく遅れをとると予想されていたランド・ノリスとマクラーレンにとって、グリッドの最前列を争うという驚きのシーズンとなった。マイアミグランプリでノリスがF1初勝利を収めたことで、ノリスとマクラーレンがタイトル獲得を狙えるペースを持っていることが明らかになった。

シーズン中盤には、パパイヤ色のマシンが最有力候補であることは明らかだったが、ランド・ノリスは何度もそれを結果につなげることができなかった。一方、マックス・フェルスタッペンも素晴らしいレースをいくつか展開し、ドライバーズランキングで首位をキープした。

ブラジルグランプリでのマックス・フェルスタッペンの素晴らしい走りは、ほぼタイトル獲得を決定づけるものだった。一方、ランド・ノリスはいくつかの残念な結果により、あと一歩のところでタイトルを逃した。

しかし、アブダビグランプリでは、マクラーレンのコンストラクターズタイトル獲得を決定づける素晴らしい走りをみせ、チームメイトのオスカー・ピアストリが1周目にスピンアウトし、10位でフィニッシュした後にトップに立った。

ノリスは2024年から「多くを学んだ」
タイトル獲得レースを経験し、ドライバーズ選手権の戦いを経験したノリスは、2025年シーズンに向けて十分に準備ができている。

「僕たちには必要なものがある、マシンがある... 僕は十分なドライバーであり、必要なものはすべて備えていると信じている」とBBCとの対談でランド・ノリスは語った。

「多くのことを学び、多くのことを向上させ、皆と戦う準備ができていることを知っているので、2025年に向かうことに興奮している。自信を持つことは、これまで僕が苦労してきたことのひとつだ。おそらく、今シーズンを通してようやく『来年はチャンピオンシップを獲得できるだけの実力がある』と自信を持てるようになった。そして、僕とチャンピオンシップを争いたいと思っている誰とでも戦える自信もある」

ランド・ノリス マクラーレン F1

2024年の「痛み」について語るノリス
しかし、ランド・ノリスには、マックス・フェルスタッペンにドライバーズタイトルを奪われ、失望とともに2024年シーズンを振り返る部分がまだ少し残っている。

ブラジルでのタイトル決定戦では、マックス・フェルスタッペンがウェットコンディションで素晴らしいレースを展開し、17番手から優勝した一方で、ポールポジションからスタートしたノリスは6位に留まった。

「『もうダメだ』とある意味で理解したとき、それは辛いものだ」とノリスは続けた。

「子供の頃からずっとやってきたこと、そしてこれからもずっとやりたいことだ。だから、そのロウソクが消えてレースが終わったとたん、辛くなる」

「今年は、自分のパフォーマンスにかなり誇りを持っている年だった。これまで受けてきたプレッシャーの中でパフォーマンスを発揮し、期待に応えてきたことを誇りに思っている。間違いも犯したけど、同時に、その間違いから多くを学んだ」

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カテゴリー: F1 / ランド・ノリス / マクラーレンF1チーム