ロバート・クビサの医師団、現在のクビサの容体を説明
ロバート・クビサは、クラッシュしてから専用救出装置が到着するまで1時間以上車に閉じ込められていたされ、右前腕の負傷により大量に出血していた。
クラッシュしたクビサのマシン下部には、ガードレールが貫通してたといい、クビサは右肘、肩、右脚を複雑骨折していた。
サンタコロナ病院の精神的外傷センターの責任者を務めるピエトラ・リグレは、ロバート・クビサには少なくとももう一日集中的な治療が必要であるが、最初の兆候はポジティブだと述べた。
「患者は、24〜48時間、集中治療室に留まります」とピエトラ・リグレは述べた。
「彼は処置に対して非常に順調に反応しており、楽観的です」
「彼が多くの痛みを感じているのは明らかですが、特異な点はまったくありません」
「事故のあと、ロバートは極度の出血ショックの状態で精神的外傷センターに運ばれてきました」
「安定の第一段階は長く困難でしたし、手術室で続けられました。外傷により、コントロールが難しい大量の出血がありました」
「彼は麻酔から覚醒し、しっかりと応じています。良い自立呼吸を示していますが、肺合併症が起こる可能性もあります。今後数時間、様子をみていきます。いずれにせと、出血による危機は脱しています」
今朝、昏睡状態から覚醒したロバート・クビサは、コドライバーのヤクプ・ゲルベルの状態を気にかけていたという。ヤクプ・ゲルベルに怪我はなかった。
ロバート・クビサの手術を担当した手の専門医イゴール・ロセッロは、ロバート・クビサが最初の処置にうまく応じていると述べた。
「患者は、数レベルの病理損傷のある非常に複雑な精神的外傷の状態でここに到着しました」とイゴール・ロセッロは述べた。
「我々の最優先事項は、手足を生存させることでした。我々はその目的を成し遂げました。手は暖かく、血管新生しており、腫れもありません」
「手術の第二段階は、手足の組織の再建でした。腱は完全に断絶されていました。そのあと、神経病巣にパッドを入れることに移りました。我々は手の2つの主神経を回復させることができました。そこも断絶していました」
「今日、私はロバートに投薬しました。現時点で手は素晴らしい状態にあります。患者は指でいくつか単純な動きができるまでになっています。それは良い希望を与えてくれます。それがどう進化するか様子を見ていきます。現時点で予測するのは難しいです」
病院の整形外科医であるフランチェスコ・ランサは、最初の手術は手の機能を保ち、失血を安定させることに集中していたため、クビサにはさらなる手術が必要であることを明らかにした。
「患者は、より多くの手術を受けなければなりません。すでに処置を施した部分だけでなく、他の問題や彼が受けた精神的外傷があります。緊急事態だったため、我々はそれに取り組みことができませんでした」
「重要なことは、患者を安定させ、最も大きな傷にパッドを入れることでした」
「彼の足は骨折しているため、骨がくっつくまでには少なくとも3〜4カ月が必要です」
ロバート・クビサを見舞ったロータス・ルノーGPのチーム代表エリック・ブーリエは、昨日医師が予想したよりも早くクビサが回復すると確信している。
「ロバートは今朝うまくやっていたし、実際彼は覚醒のプロセスにいる。すでに医師とコミニュケーションをとっている」
「当然、昨日のような大きな事故が起こった際、医師は常に最悪のシナリオを予測するものだ。彼の手と腕を修復させるために手術室で7時間かかったが、今朝は本当に調子がいい。彼らは完全に回復させるために24時間を必要としたが、今朝は彼ら全員が満足しているように見える」
カテゴリー： F1 / ロバート・クビサ / ルノーF1チーム
