2024年F1 日本GP 予選:11番手以降 F1ドライバーコメント
2024年F1第4戦日本GPの予選で11番手以降だったドライバーのコメント。

0.055秒差でQ3進出を逃したのはダニエル・リカルド(RB)。ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は開幕から4戦連続でQ1敗退となり、周冠宇(ザウバー)は過去3戦で最下位で予選を終えている。

11番手:ダニエル・リカルド(RB)
「今日は複雑な心境だ。悔しい気持ちも少しあるけれど、今季はトリッキーなスタートだっただけに、Q3に近づけたことは励みにもなる。昨日はほんの数周しか走れなかったし、ダンプコンディションだったことを考えれば、今日の予選はトップ10圏内まであと一歩のところまで迫れたので、いいセッションだったと思う。今朝のFP3では何周か走ったし、予選ではコンマ数秒を見つけるためにハードワークをした。そこそこの位置につけたのはうれしいけど、Q3には進めていない。わずか0.055秒差でノックアウトされたのは本当に悔しい。昨日の反省を生かし、いくつかポジティブな材料が見つかった。レースペースも悪くないし、クリーンサイドからスタートできる。明日はポイント獲得は可能だと思うし、1周目だけでなく、53周目にもトップ10に入ることを目標にしたい」

12番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「パフォーマンスには本当に満足しているし、とても嬉しい。いい感じのクリーンなラップだった。予選を楽しむことができた。昨年は散々なセッションだったから、今回はクリーンなセッションにしたいと強く思っていたし、ほんのわずかな差でQ3進出を逃したとしても、僕たちにとっては良い結果だし、僕たちのパッケージを最大限に生かすことができたと思う。昨日のFP1ではあまりいい結果ではなかったし、予想通り、僕たちのパッケージは鈴鹿ではあまりハッピーではなかったので、喜んで12番手を受け取るよ」

13番手:バルテリ・ボッタス(ザウバー)
「午前中のセッションも予選も、今日のクルマのフィーリングには本当に満足していた。Q2に戻ってこられたし、Q3への扉をノックすることもできたのは良いことだ。もちろん、トップ10に入ることができればもっと良かったけど、この結果は、ここ数戦で投入したアップグレードが正しい方向に向かっていることの証拠だ。そのことに関して、ヒンウィルのチームの継続的なサポートに敬意を表さなければならない。この週末を通して少しずつ前進してきたし、明日に向けては、すべてがうまくいけば、周りのマシンといいバトルを展開し、ポイントを持ち帰ることができると確信している」

14番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「今週末はかなり苦戦しるし、マシンのフィーリングも良くなかった。悔しいけれど、予想はしていた。クルマとの付き合い方で、いくつかのコーナーは良くなったけど、悪くなったところもある。このサーキットのトラックはとてもアグレッシブで、タイヤがボロボロになってしまうから、スライドさせることはできないんだ。通常、トラックがスムーズであればこのようなことは起こらないけど、このように荒れていると大きな代償を払うことになる。オーバーヒートにもかなり苦しんだし、タイヤを温存するためにコーナーでタイヤマネジメントをしなければならないとき、それをこなすのは難しかった。明日に向けては、FP3で行った数回のロングランでマシンのフィーリングは問題なかった。でも戦略が重要になるだろうから、どうなるか見てみよう」

15番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「最終プラクティスではマシンのバランスに完全には満足できなかったので、 予選にむけての短いターンアラウンドでマシンのセットアップを改善することへのチームとしての対応には満足している。Q1のファイナルラップはいい感じだったが、Q2では周りがギアを上げてきた。今日はマシンのポテンシャルを最大限に引き出せたと思うけど、残念ながら15番手以上には進めなかった。明日は前を見据えて、訪れたチャンスを最大限に生かしたい。戦いに参加し続けて、チェッカーフラッグが振られたときにどの位置にいるか確認したい」

16番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日の予選はペースが足りなかったけど、理由はまだ分からない。クルマの能力の限界までプッシュしていたと思うけれど、Q3進出を果たすにはスピードが足りなかった。フェルナンドのAMR24にはアップデートパッケージが効いているようなので、今晩、僕のクルマに何か影響がなかったかどうか調べてみる。グランプリに向けてやるべきことはたくさんある。明日はどんなチャンスでも最大限に生かさなければならない」

17番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「今日Q1敗退となったのは本当に残念だ。2回目のプッシュラップのセクター1ではマシンの感触は良かったけど、その後はスライドが多くて、リアタイヤがオーバーヒートしてしまったのかもしれない。コーナーの立ち上がりでトラクションに苦労していて、リアエンドはスナッピーで、完全にクリーンなラップを取るにはあまりにも乱雑すぎた。そこは今の僕たちに欠けているエリアなので、分析して理解する必要がある。いつものように明日のレースで戦う。チャンスはあるだろうし、明日はそれを最大化する必要がある。戦略を練って、目の前のものから恩恵を受けられるかどうかを見極めたい」

18番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「予選に向けてマシンを改善できたと思うけど、昨日のセットアップからかなり離れたところからスタートした。予選への準備があまり整っていなかった。明日はこのセットアップで走ることになるけど、マシンと一貫性は改善できた。またペースが足りない。このトラックが僕たちのコースにならないことは分かっていたけれど、それに加えて、僕たちのガレージの方では、週末に向けた準備で少し拍子抜けしてしまったのかもしれない。とにかく明日はレースがあるし、シーズン序盤の3戦のように、少しでも順位を上げられることを願っている。必ずトライする」

19番手:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
「昨日のことがあり、今朝のFP3では数周しかできなかったけど、かなり好転させることができたと思う。限られた走行時間だったことを考えれば、予選に向けてクルマをいい位置に置くことができたし、正しい判断ができた。テーブルの上に残されたものは多くなかったと思う。Q2からコンマ5秒差というのは、いかにタイトな状況かを示している。自分の走りには満足しているけど、今週末はチームとしてペースが少し足りない。明日はデグラデーションレースになるだろうから、セクター1でそれにどう対処するかがカギになる。いいスタートを切ってレースをコントロールし、いいポジションをキープできるようにしたい」

20番手:周冠宇(ザウバー)
「今日は僕にとって厳しい一日だった。残念ながら、技術的な問題でFP3を終えることができず、ロングランのプラクティスからそのまま予選に臨まなければならなかった。準備不足で、マシンの挙動を予測するのはかなり難しく、できる限り最大限の力を発揮しようとしたけど、最終セクターでリアのグリップが足りず、敗退してしまった。予選の準備にもっと時間があれば、もっと楽なポジションで走れたと思う。非常にタイトなグリッドなので、ポイント争いはどれだけオーバーテイクできるかにかかっているかもしれないけど、順位を上げる自信はある。明日は新しい一日だし、チームとして全力を尽くしていきたい」

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カテゴリー: F1 / F1日本GP / F1ドライバー