2022年 F1日本グランプリ 決勝:タイヤ戦略解説
2022年F1第18戦日本グランプリ 決勝でのタイヤ戦略をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが解説した。
ドライコンディションで行われた予選でポールポジションを獲得したレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、Cinturatoブルー・フルウエットを装着した再スタートでもトップを堅持した。
再スタートから数周後、マックス・フェルスタッペンは、Cinturatoグリーン・インターミディエイトへ交換した。同じタイミングで2位を走行していたフェラーリのシャルル・ルクレールもピットストップを行ったが、フェルスタッペンがリードを守ってコースに戻った。その後、フィニッシュまで、フェルスタッペンはインターミディエイトで走行した。
ウエットコンディション下、セーフティカー先導の再スタートによるスプリントレースでは、戦略の幅は限定されていた。しかし、大半のドライバーがインターミディエイトへ交換するなか、フルウエットでステイアウトするドライバーが数名見られた。
彼らは、トラックポジションのゲインと新たなセーフティカー導入時のアドバンテージを期待していたが、その後はセーフティカーの導入はなく、5名のドライバー以外は1回のみのピットストップを行った。再スタート後の2ストッパー中の最上位ドライバーは、7位を獲得したアルピーヌのフェルナンド・アロンソだった。
各チームは、これからアメリカ大陸で行われる3戦に臨む。アメリカとメキシコでの連戦、その2週間後にブラジルでのレースが控えている。日本でのFP2で2023年型タイヤのテストが予定されていたが、雨のためキャンセルされ、メキシコでの実施に変更された。同様のテストがオースティンのFP2でも行われる予定。
マリオ・イゾラ(モータースポーツディレクター)
「マックス・フェルスタッペンの2度目のドライバーズタイトル獲得を祝福します。ウエットコンディション下、視界の悪化によりレースの再開が遅れ、今年の日本グランプリは40分間のスプリントレースとなりました。コンディションがすべてのドライバーの戦略に影響を及ぼしました。セーフティカー先導の再スタート時、全ドライバーはレギュレーションによってフルウエットタイヤを装着する義務がありました。しかし、再スタート後間もなく、インターミディエイトがコンディションに最適であることが明らかになりました。インターミディエイトは、変化するコンディションの下、素晴らしいペースで強力な性能を発揮しました。フロントタイヤをケアすることが必須の状況のなか、ドライバーたちは、レース終盤に多くの周回を重ねたインターミディエイトをマネージするスキルを示しました。素晴らしい日本のファンに心から感謝しています。チャレンジングな天候にも関わらず、静かに待ち続け、F1への情熱とコミットメントを示してくれたファンに、長い中断の後、アクション満載のスプリントレースをお見せすることができました。日本のファンは、我々から愛され、支持される存在です」
カテゴリー: F1 / F1日本GP / ピレリ
ドライコンディションで行われた予選でポールポジションを獲得したレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、Cinturatoブルー・フルウエットを装着した再スタートでもトップを堅持した。
再スタートから数周後、マックス・フェルスタッペンは、Cinturatoグリーン・インターミディエイトへ交換した。同じタイミングで2位を走行していたフェラーリのシャルル・ルクレールもピットストップを行ったが、フェルスタッペンがリードを守ってコースに戻った。その後、フィニッシュまで、フェルスタッペンはインターミディエイトで走行した。
ウエットコンディション下、セーフティカー先導の再スタートによるスプリントレースでは、戦略の幅は限定されていた。しかし、大半のドライバーがインターミディエイトへ交換するなか、フルウエットでステイアウトするドライバーが数名見られた。
彼らは、トラックポジションのゲインと新たなセーフティカー導入時のアドバンテージを期待していたが、その後はセーフティカーの導入はなく、5名のドライバー以外は1回のみのピットストップを行った。再スタート後の2ストッパー中の最上位ドライバーは、7位を獲得したアルピーヌのフェルナンド・アロンソだった。
各チームは、これからアメリカ大陸で行われる3戦に臨む。アメリカとメキシコでの連戦、その2週間後にブラジルでのレースが控えている。日本でのFP2で2023年型タイヤのテストが予定されていたが、雨のためキャンセルされ、メキシコでの実施に変更された。同様のテストがオースティンのFP2でも行われる予定。
マリオ・イゾラ(モータースポーツディレクター)
「マックス・フェルスタッペンの2度目のドライバーズタイトル獲得を祝福します。ウエットコンディション下、視界の悪化によりレースの再開が遅れ、今年の日本グランプリは40分間のスプリントレースとなりました。コンディションがすべてのドライバーの戦略に影響を及ぼしました。セーフティカー先導の再スタート時、全ドライバーはレギュレーションによってフルウエットタイヤを装着する義務がありました。しかし、再スタート後間もなく、インターミディエイトがコンディションに最適であることが明らかになりました。インターミディエイトは、変化するコンディションの下、素晴らしいペースで強力な性能を発揮しました。フロントタイヤをケアすることが必須の状況のなか、ドライバーたちは、レース終盤に多くの周回を重ねたインターミディエイトをマネージするスキルを示しました。素晴らしい日本のファンに心から感謝しています。チャレンジングな天候にも関わらず、静かに待ち続け、F1への情熱とコミットメントを示してくれたファンに、長い中断の後、アクション満載のスプリントレースをお見せすることができました。日本のファンは、我々から愛され、支持される存在です」
カテゴリー: F1 / F1日本GP / ピレリ