マックス・フェルスタッペン独走で今季3勝目 F1イタリアGP決勝プレイバック

スタート直後の混乱とフェルスタッペンの譲渡指示
ポールのマックス・フェルスタッペンが好発進するも、ターン1でコースオフ。いったん首位を奪ったが、スチュワード判断によりノリスにポジションを返すことを指示される。序盤はノリス先行、ピアストリとルクレールが激しく争う。
フェルスタッペンの再逆転と序盤の主導権
LAP4でフェルスタッペンがDRSを使い、ターン1でノリスをパス。ここから「メトロノームのような走り」と評された安定したラップを刻み、リードを拡大していく。マクラーレン2台はやや遅れ、フェラーリ勢とメルセデス勢が中団で攻防。
アロンソ無念のリタイア、サインツとベアマン接触
LAP26、フェルナンド・アロンソがサスペンショントラブルでリタイア。直前まで入賞圏内を走っていただけに悔しい幕切れ。さらにサインツとオリー・ベアマンが接触し、両者はスピンを喫する。中団戦線は波乱含みの展開に。
角田裕毅とローソンの接触
LAP29、角田裕毅(レッドブル)とリアム・ローソン(レーシングブルズ)がターン1で接触。角田の右リアにローソンの左フロントが当たり、両者ともランオフに逃げる。幸いレース続行は可能だったが、角田にとっては流れを乱される痛いシーンとなった。
マクラーレンの混乱、ノリスのスローピット
LAP47、ノリスのピットストップが5.9秒と大幅に遅れ、ピアストリが前に出る。しかしLAP49には「公平性」を理由にチームオーダーが発動し、ピアストリがノリスにポジションを返還。タイトル争いの行方をにらんだ微妙な采配となった。
フェルスタッペン独走、終盤に5秒ペナルティ
フェルスタッペンは終盤も圧巻のペースで独走。LAP53で「不安定な走行」により5秒加算ペナルティが科されるが、19秒差のリードにより順位に影響なし。ノリスが2位、ピアストリが3位、ルクレールが4位でフィニッシュ。ハジャーはピットレーンスタートから驚きの10位入賞を果たした。
結末と祝宴、そして次戦へ
フェルスタッペンが今季3勝目・通算66勝目を達成し、レッドブルは圧倒的勝利を収めた。マクラーレンはダブル表彰台でポイントを重ねるも、首位との差を痛感。ティフォシの前でフェラーリはルクレール4位・ハミルトン6位と健闘。表彰台でシャンパンが舞い、次戦アゼルバイジャンへの期待が高まる。
カテゴリー: F1 / F1イタリアGP