F1イタリアGP 記録:フェルスタッペン&レッドブルが連勝記録を更新
2023年F1第15戦イタリアGPは、フェラーリにとって残念なことに、モンツァでおとぎ話は実現しなかった。

しかし、マックス・フェルスタッペンとレッドブルが新たな歴史を刻み、スクーデリアがそれを後押しするという、別の意味で特別な1日となった。イタリアGPでの数字をいくつか紹介しよう。

■ フェルスタッペンはセバスチャン・ベッテルの9連勝記録を更新し、チャンピオンシップレースで10連勝を達成した史上初のF1ドライバーとなった。

■ レッドブルはコンストラクターとして史上初のチャンピオンシップレースで15連勝を達成(過去25戦中24勝)。

■ フェルスタッペンは4月30日以来無敗を保っている。

■ この日の勝利は、フェルスタッペンにとって昨シーズン開幕以来27回目の勝利であり、サー・ジャッキー・スチュワートの全キャリア合計(これは1973年から1987年までのF1完全勝利記録であった)に並んだ。

■ レッドブルは今日初めてモンツァでワンツーフィニッシュを果たした。

■ これはレッドブルにとって2023年6回目のワンツーフィニッシュであり、これまでのシーズンで最高の合計となった。

■ セルジオ・ペレスにとってモンツァでの表彰台は2012年にザウバーで2位表彰台を獲得して以来となる。

■ ペレスは現在、3位フェルナンド・アロンソとのポイント差がシーズンを通じて最大となっている(レッドブルはドライバーズチャンピオンシップでワンツーフィニッシュを達成したことがない)。

■ フェラーリのカルロス・サインツの3位は、2023年シーズン初の表彰台フィニッシュとなった。

■ サインツは優勝したレッドブルから11.082秒遅れでフィニッシュした。これは、レッドブル以外のドライバーが2023年に完全にグリーンフラッグのレースで勝利に近づいた中で最も近い数字である。

■ サインツは金曜日に29歳の誕生日を迎えた。

■ サインツは今日最初の14周をリードしたが、これはレッドブル以外のドライバーが2023年のグランプリをリードした最長記録となる。

■ シャルル・ルクレールが4位となり、両フェラーリがトップ4でフィニッシュしたのは今シーズン初めてとなる。

■ メルセデスはジョージ・ラッセルがシルバーストーン以来となる5位入賞を果たした。

■ ルイス・ハミルトン(メルセデス)は6位で、先週末のザントフォールトと同じポジションでフィニッシュした。

■ ハミルトンはこの10年間、モンツァで表彰台を獲得していない。

ジョージ・ラッセルはついにトップ5に返り咲いた。

■ アレックス・アルボンは7位入賞を果たし、ウィリアムズの今季ベストリザルト(カナダGP)に並んだ。

■ アルボンはウィリアムズでのキャリアで初めて連続入賞を果たした。

■ マクラーレンのランド・ノリスは8位でフィニッシュし、F1参戦5戦目にしてモンツァでのポイント獲得率100%の記録を維持した。

■ アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは9位でフィニッシュ。モンツァでポイントを獲得したのは過去10年間で2度目だった(2021年には8位でフィニッシュ)。

■ アルファロメオのバルテリ・ボッタスは10番手でフィニッシュ。過去12レースで獲得したポイントはわずか1ポイント(カナダでは10位)だった。

リアム・ローソンが2度目のグランプリで見事11位を達成

■ アルファタウリのリアム・ローソンは11位を獲得し、今シーズンこのマシンに乗るドライバーとしては今季最高の結果を残した(ニック・デ・フリースは12位、ダニエル・リカルドは13位)。

■ マクラーレンのオスカー・ピアストリは、キャリアで初めてファステストラップを記録した。

■ ニコ・ヒュルケンベルグが17位、ケビン・マグヌッセンが18位で、ハース勢はレースで唯一周回遅れで完走した。

■ アルファタウリの角田裕毅は、モンツァへの3度の訪問のうち2度目となるレーススタート前にメカニカルトラブルに見舞われた(前回2021年に同じことが起こった)。

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カテゴリー: F1 / F1イタリアGP