モンツァ
伝統のサーキットであるモンツァが、商業面での生存能力への疑問を理由に2016年以降にF1カレンダーから脱落する可能性があるとバーニー・エクレストンは述べた。

1980年を除き、ここまでF1イタリアGPすべてを開催してきたモンツァは、2010年に現在の契約を延長している。

しかし、バーニー・エクレストンは、この契約条項に満足しておらず、モンツァへの懸念はレースを完全に外すのに十分かもしれないと認めている。

バーニー・エクレストンは、「我々がさらなる契約を結ぶことはないと思う。以前のものは商業的に見て最悪だった。2016年が終われば、サヨナラだ・・・」と Gazetta della Sport に述べた。

フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、以前F1イタリアGPをムジェロに移すことを推していたが、バーニー・エクレストンは、まだ何の提案も受けていないした。

商業パッケージをまとめる上でのモンツァの苦悩は、イタリアでのテレビ視聴者の減少とつながっているのかもしれない。バーニー・エクレストンは、その理由が近年のフェラーリの不調にあると考えている。

「イタリアのテレビ視聴率は他のどこよりも低い。テレビチャンネルはデジタル放送と割れており、他にもTwitterやFacebookなどその他のコミュニケーション手段がある。それによって、若者の気はさらに逸らされている」

「どうやってイタリアの視聴率を上げるか? フェラーリが予選やレースで1位や2位をとり始めればいい。テレビ視聴率はあらゆる場所で上昇するだろう。フェラーリは世界中に広がる情熱なのだ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1イタリアGP