2024年F1 ハンガリーGP 予選:トップ10 ドライバーコメント
2024年F1 ハンガリーGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

角田裕毅(RB)のクラッシュによる赤旗によって最後のシュートアウトは実現せず、ランド・ノリスがチームメイトのオスカー・ピアストリを0.022秒差で破って自身3度目のポールポジションを獲得。マクラーレンにとっては2012年のブラジルGP以来となるフロントロー独占となった。

1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「とても満足している!絶えず変化するコンディションの中で、予選は決して楽なものではなかったが、着実に進歩してきたので、良い仕事ができると確信してこの週末に臨んだ。チームに祝福を送りたい。1-2フィニッシュは素晴らしいし、みんなの努力の成果だ。明日に向けて、また天候が変わりそうな状況だが、僕たちはどんな天候にも対応できる最高のポジションにいる。マシンは快調だし、自分の運転も好調だと感じている。コース上でのさらなる好成績を期待している」

2番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「フロントローに並ぶのはとても気分がいいし、チームにとっても素晴らしい結果だ。最終ラップは良かったが、ポールポジションをコンマ数秒差で逃してしまったので、もう少しうまくやれたかもしれない小さなことをいつも考えてしまう。昨日はガレージで少し厄介な一日だったが、皆が懸命に働いてくれたおかげで、今朝はうまく立ち直ることができた。そして、今日の午後には、難しいコンディションの中でポジティブな予選をこなすことができた。明日も強いスタートを切って、チームに素晴らしい結果をもたらそう!」

3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「3番手という結果は少し残念だが、パフォーマンスはよかったと思う。今日のフリー走行は問題なかった。この週末を通して適切なマシンバランスを追求して取り組んできたが、まだやるべきことは残っているし、現実的になる必要がある。予選Q3で赤旗が導入されたときにはすでに新しいタイヤを使っており、ラップタイムはこれ以上改善しようがなかったので、再び挑戦する意味はなかった。予選ではもう少しいい結果を期待していが、マシンのベストを引き出してペースを改善するために、なにができるかを判断する材料にはなった。今日はパフォーマンスを向上させることができなかったが、明日の決勝に向けてチームとできることを探り、いいレースにしたい。今週、ペレスは調子がよかっただけにクラッシュしたのは残念だが、無事でよかった。明日はもう少し気温が高くなりそうなので、どのような展開になるか楽しみだ」

4番手:カルロス・サインツJr.(フェラーリ)
「全体的には良い予選だった。コース上での走行中は毎回非常に安定したラップを記録し、マシンを限界までプッシュした。今週末は少しずつ改善してきたが、タイムシートを見ると、今日の4位が僕たちにとって達成できた最高の結果だと思う。明日はレース中ずっと集中力を切らさない必要がある。チャンスがあるかもしれないし、確実にそのチャンスをものにできるようにしなければならない。さあ、レースだ!」

5番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「今週末は、キレのある走りができないマシンとのバランスを見つけるのが非常に難しかった。暑さがその状況をさらに悪化させた可能性もあるが、今日の涼しいコンディションでも、苦戦した。タイヤをうまく機能させるのは本当に難しかったし、思うように走らせることができなかった。もしすべてを最適化できていれば、おそらくコンマ1秒からコンマ2秒は速く走れたはずだが、今日はポールポジションを争うには至らなかった。明日は金曜日と同じく非常に暑くなる予報だ。それは僕たちにとって挑戦となるが、それは他のチームも同じだ。僕たちのスピードが周囲と比べてどの程度のものなのか、興味深いところだ。プラクティスのロングランペースは良かったが、明日、僕たちがどの位置にいるのか見守るしかないだろう」

角田裕毅 2024年F1 ハンガリーGP 予選

6番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「6位という結果は満足できるものではない。Q3でのラップは完璧ではなかったが、赤旗中断後、タイムを更新するのは非常に難しいと分かっていたので、とにかくベストを尽くした。今日はそれが精一杯だったと思う。全体的には、シーズン序盤にあったペースを取り戻すために努力しなければならない。明日はチームポイントの最大化を目指してプッシュし、それがどこにつながるのか見ていく」

7番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「今日は7位と8位、そして2台とも再びトップ10入りできたことに満足している。今週末、マシンにいくつかのアップデートを施したが、それが功を奏して、これまで以上に競争力が高まったようだ。また、新しいパッケージに対応するために、一晩かけてセットアップの調整を行ったが、これもうまくいった。天候は大変厳しく、空には雨が降り、セッション終了時には赤旗中断という混乱もあった。明日もポイントを獲得できるチャンスはあるので、レースでいい結果を残せるかどうか見てみよう」

8番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「ハンガリーで2台ともQ3に進出できて良かった。チームは夜の間にセットアップを変更したが、トラックの温度が下がったことも僕たちにとって有利に働いたようだ。Q1はかなり面白かった。雨が降る中、僕は16位だったが、再びコースに出て、トラックが乾き始めたところで良いラップを記録した。だから、僕たちは予選中のミックスコンディションが大好きなんだ!Q3ではレーダーに雨雲が映っていたので、最初の走行では新品タイヤを選択した。完璧なラップではなかったが、8番手からポイント獲得を狙える。チーム全員が車のアップデートに向けて懸命に努力してきた。明日のレースでもこの勢いを維持できるよう努めるつもりだ」

9番手:ダニエル・リカルド(RB)
「とても長く、トリッキーな予選だった。クラッシュがあったが、全員無事で安心した。予選Q1でコースに出たときは強い雨が降っていたが、その後赤旗が導入されている間に路面は少し乾き、再開後は1番手でフィニッシュできたのでよかった。この週末はペースが出ていたので、角田とともに予選Q3に進めたのはチームとしてとても喜ばしい結果だ。Q3で赤旗が導入されず、ニュータイヤでプッシュすることができれば、お互いにポジションはもっと上がったかもしれない。決勝ではスタート地点でのポジションを守る以上のことを発揮できると思っているので、明日が楽しみだ」

10番手:角田裕毅(RB)
「予選Q3でのラップはとてもよく感触もすばらしかったので、今日の結果は残念です。リミットギリギリでタイヤが半分グラスに乗ること自体はよくあることですが、ウエットコンディションだったので、思ったより膨らんでしまいました。あのコーナーまでの周回はとてもよかったです。これまでの取り組みで、チームも私自身ももっと高いポジションを狙えただけに、残念です。マシンはとてもよくラップも堅調だったので、明日はいい結果を狙えると思います。2台ともに予選Q3に進出できたので、チームを祝福したいです」

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カテゴリー: F1 / F1ハンガリーGP / F1ドライバー