2023年 F1ハンガリーGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント
2023年F1第12戦ハンガリーGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。
ハンガロリンクでのレースでは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンがオープニングラップでトップに立つと独走。7連勝で今季9勝目を挙げ、ファステストラップも記録して後続に33秒差をつける圧勝だった。
レッドブル・レーシングは開幕から11連勝となり、1988年にアイルトン・セナとアラン・プロストを擁したマクラーレン・ホンダのシーズン連勝記録に並んだ。昨年から数えると12連勝となり、新記録を樹立した。
1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「最初のスティントがうまくいけば、その後はタイヤを温存して他車より長く保たせることができたので、僕にとってスタートがとても重要だった。マシンの手応えはよく、気温が上がってきても、いいバランスで走ることができた。予選では一発の速さに悩んだけど、決勝には強いという裏返しだったようだ。どちらか選ぶならばもちろん決勝でのパフォーマンスを選ぶけど、引き続き改善をしていきたいと思う。12連勝は皆が想像するよりも大変なことだけど、ここで止まらずに挑戦を続けていきたい。今日はすべてが完ぺきに進んだ日で、とても楽しんで走ることができた。いや、「ほぼ」完ぺきと言ったほうがよいだろうか。マクラーレンに新しいトロフィー代を払ってもらわないとならない!ランド(ノリス/マクラーレン)はトロフィーが壊れたのは僕のせいだと言っているので、VARのように映像を見直さないといけないね(笑)
2位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「厳しいレースだった。特にペレスが追いついたので簡単なレースではなかったけど、彼には最後に追いつくだけのペースがなかったので満足している。ターン1後の序盤で少し戦わなければならなかったけど、僕たちにとって、またマクラーレンにとって表彰台を獲得できたことは素晴らしい結果だ。4~5レース前の状態からポールポジション争いや表彰台争いができるようになった進歩にとても満足している。とりあえずはそれを受け入れて、シーズンを通して改善を続けるために一生懸命働くつもりだ。僕たちは素晴らしいチームワークを示した。ファクトリーに戻った全員が素晴らしい仕事をしてくれた。このパフォーマンスをベルギーでも発揮したい」
3位:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「表彰台に上ることができてよかった。ハードタイヤでスタートし、特に1周目はかなり難しかったけど、その後はミディアムタイヤに変更するまでよいペースを保つことができた。今日のレースは体力的に厳しかったと同時に、タイヤに気をつけなければならなかったので精神的にも大変だった。気温が高く、レース後は体重が3キロも減っていた。よい結果を残すことができたので、あとは一貫性が必要だと感じている。プレッシャーの中で結果を出すことができれば、自分のやっていることに自信を持てる。これからも自分自身に集中し、成果につなげていけるようプッシュし続けていく。ドライバー・オブ・ザ・デイを受賞できてとても光栄だ。そして12連勝はとてもすばらしいことで、歴史に名を刻んだチームとその一員であることを誇りに思う」
4位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「最初の蹴り出しはこれまでで最悪ではなかったが、他のレースほどではなかった。膨らんでしまい、マクラーレン勢にもやられてしまった。そのあとは前のマシンについて行くペースがなかった。最初のスティントではマシンのバランスが良くなくて、アンダーステアやスナップオーバーステアが多く、コーナー通過時のバランスにも問題があった。スティントが進むにつれてマシンはドライビングしやすくなり、最終スティントはかなり良くなった。終盤のペースはとても力強かったし、もし終始それができていたら、もっと良い一日になっていただろう。それでも、この週末をポジティブにとらえたい。ポールポジションを獲得できたのはチームの努力の賜物だ。グランプリでレッドブルに勝つためにはまだまだ課題がたくさんあるけれど、プッシュし続けていく」
5位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「5位。レースから得られたポジティブな点はいくつかある。僕にとって大きな収穫は、タイヤマネジメントに取り組んだことだと思う。フロアにダメージがあったため、第2スティントと第3スティントではかなり苦労した。だから、レースから学ぶべきことはたくさんあったけど、困難を抱えながらも5位でフィニッシュできたのは非常に良い結果だ。トラックでもファクトリーでも、チームにとって素晴らしい一日だった。ここ数戦でいいステップを踏んできた。今週末のコンディションは僕たちにとって良いテストになった。それでも上位にいることは大きな自信となったし、この勢いを来週のスパにつなげたい」
6位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日の6位は予想以上だった。間違いなく良いリカバリーだった。一般的なレースなら11位、すべてを最大限に生かせば7位になれると思っていた。結果には満足している。クルマは本当に速かったし、ここは大好きなサーキットのひとつだ。チームとして、ここはいつもうまくいっているので、速く走れる予感はしていた。もちろん、昨日は結果を出せなかったので残念だ。2台が前にいれば、ダイナミクスは完全に変わっただろう。とはいえ、コンストラクターズ選手権で3位との差を広げることができたのので、それを生かしていきたい。今週末はポジティブなことがたくさんあったし、多くのことを学ぶことができた。来週のスパでもまた頑張る」
7位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「最初のスティントでは、とてもうまくコントロールできていたし、前のマシンについていけたので、自分のペースには満足していた。その後、最初のピットストップでタイムをロスして後退し、ポジションを挽回するためにプッシュしなければならなかった。2回目のピットストップでペナルティを受けたことも事態をさらに難しくした。全体としては素晴らしい一日ではなかった。スパを楽しみにしているし、そこでシーズン前半を良い形で終えられることを願っている」
8位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「スタートはうまくいって1周目に5つポジションを上げ、ソフトコンパウンドでの最初のスティントはとても良かった。残念ながら、ハードコンパウンドで長いスティントを走ることになると、リアのデグラデーションに悩まされ、上位陣のペースに達することができなかった。これが現時点での主な弱点だ。このトラックではもっと多くのことを期待していたので、主な改善点を検討する必要がある」
9位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「チームとして今日は3ポイントが達成できる最大値だったと思う。後方には脅威がなく、少し寂しいレースだったけど、前を行くライバルとの差を大きく縮めることはできなかった。暑くて過酷なレースだったけど、終始タイヤマネジメントに追われた。ここ数戦のレースウイークでは多くのサプライズがあったけど、上位で戦えるようにベストを尽くす必要がある。すべてを分析して、来週のスパで巻き返したい」
10位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「10位が今日のベストだったと思う。最初のラップは良かったし、ボッタスのアウト側での動きには満足していたけど、その後はペースが上がらなかった。チームとしては、何をもっと改善できるかを理解するためにやるべきことがいくつかあると思う。マシンは速いけど、もっとペースを上げる必要があるし、それがシーズンが続く中での優先事項でなければならない。この教訓を来週のスパに生かし、いつものようにハードにプッシュしていく」
カテゴリー: F1 / F1ハンガリーGP / F1ドライバー
ハンガロリンクでのレースでは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンがオープニングラップでトップに立つと独走。7連勝で今季9勝目を挙げ、ファステストラップも記録して後続に33秒差をつける圧勝だった。
レッドブル・レーシングは開幕から11連勝となり、1988年にアイルトン・セナとアラン・プロストを擁したマクラーレン・ホンダのシーズン連勝記録に並んだ。昨年から数えると12連勝となり、新記録を樹立した。
1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「最初のスティントがうまくいけば、その後はタイヤを温存して他車より長く保たせることができたので、僕にとってスタートがとても重要だった。マシンの手応えはよく、気温が上がってきても、いいバランスで走ることができた。予選では一発の速さに悩んだけど、決勝には強いという裏返しだったようだ。どちらか選ぶならばもちろん決勝でのパフォーマンスを選ぶけど、引き続き改善をしていきたいと思う。12連勝は皆が想像するよりも大変なことだけど、ここで止まらずに挑戦を続けていきたい。今日はすべてが完ぺきに進んだ日で、とても楽しんで走ることができた。いや、「ほぼ」完ぺきと言ったほうがよいだろうか。マクラーレンに新しいトロフィー代を払ってもらわないとならない!ランド(ノリス/マクラーレン)はトロフィーが壊れたのは僕のせいだと言っているので、VARのように映像を見直さないといけないね(笑)
2位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「厳しいレースだった。特にペレスが追いついたので簡単なレースではなかったけど、彼には最後に追いつくだけのペースがなかったので満足している。ターン1後の序盤で少し戦わなければならなかったけど、僕たちにとって、またマクラーレンにとって表彰台を獲得できたことは素晴らしい結果だ。4~5レース前の状態からポールポジション争いや表彰台争いができるようになった進歩にとても満足している。とりあえずはそれを受け入れて、シーズンを通して改善を続けるために一生懸命働くつもりだ。僕たちは素晴らしいチームワークを示した。ファクトリーに戻った全員が素晴らしい仕事をしてくれた。このパフォーマンスをベルギーでも発揮したい」
3位:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「表彰台に上ることができてよかった。ハードタイヤでスタートし、特に1周目はかなり難しかったけど、その後はミディアムタイヤに変更するまでよいペースを保つことができた。今日のレースは体力的に厳しかったと同時に、タイヤに気をつけなければならなかったので精神的にも大変だった。気温が高く、レース後は体重が3キロも減っていた。よい結果を残すことができたので、あとは一貫性が必要だと感じている。プレッシャーの中で結果を出すことができれば、自分のやっていることに自信を持てる。これからも自分自身に集中し、成果につなげていけるようプッシュし続けていく。ドライバー・オブ・ザ・デイを受賞できてとても光栄だ。そして12連勝はとてもすばらしいことで、歴史に名を刻んだチームとその一員であることを誇りに思う」
4位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「最初の蹴り出しはこれまでで最悪ではなかったが、他のレースほどではなかった。膨らんでしまい、マクラーレン勢にもやられてしまった。そのあとは前のマシンについて行くペースがなかった。最初のスティントではマシンのバランスが良くなくて、アンダーステアやスナップオーバーステアが多く、コーナー通過時のバランスにも問題があった。スティントが進むにつれてマシンはドライビングしやすくなり、最終スティントはかなり良くなった。終盤のペースはとても力強かったし、もし終始それができていたら、もっと良い一日になっていただろう。それでも、この週末をポジティブにとらえたい。ポールポジションを獲得できたのはチームの努力の賜物だ。グランプリでレッドブルに勝つためにはまだまだ課題がたくさんあるけれど、プッシュし続けていく」
5位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「5位。レースから得られたポジティブな点はいくつかある。僕にとって大きな収穫は、タイヤマネジメントに取り組んだことだと思う。フロアにダメージがあったため、第2スティントと第3スティントではかなり苦労した。だから、レースから学ぶべきことはたくさんあったけど、困難を抱えながらも5位でフィニッシュできたのは非常に良い結果だ。トラックでもファクトリーでも、チームにとって素晴らしい一日だった。ここ数戦でいいステップを踏んできた。今週末のコンディションは僕たちにとって良いテストになった。それでも上位にいることは大きな自信となったし、この勢いを来週のスパにつなげたい」
6位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日の6位は予想以上だった。間違いなく良いリカバリーだった。一般的なレースなら11位、すべてを最大限に生かせば7位になれると思っていた。結果には満足している。クルマは本当に速かったし、ここは大好きなサーキットのひとつだ。チームとして、ここはいつもうまくいっているので、速く走れる予感はしていた。もちろん、昨日は結果を出せなかったので残念だ。2台が前にいれば、ダイナミクスは完全に変わっただろう。とはいえ、コンストラクターズ選手権で3位との差を広げることができたのので、それを生かしていきたい。今週末はポジティブなことがたくさんあったし、多くのことを学ぶことができた。来週のスパでもまた頑張る」
7位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「最初のスティントでは、とてもうまくコントロールできていたし、前のマシンについていけたので、自分のペースには満足していた。その後、最初のピットストップでタイムをロスして後退し、ポジションを挽回するためにプッシュしなければならなかった。2回目のピットストップでペナルティを受けたことも事態をさらに難しくした。全体としては素晴らしい一日ではなかった。スパを楽しみにしているし、そこでシーズン前半を良い形で終えられることを願っている」
8位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「スタートはうまくいって1周目に5つポジションを上げ、ソフトコンパウンドでの最初のスティントはとても良かった。残念ながら、ハードコンパウンドで長いスティントを走ることになると、リアのデグラデーションに悩まされ、上位陣のペースに達することができなかった。これが現時点での主な弱点だ。このトラックではもっと多くのことを期待していたので、主な改善点を検討する必要がある」
9位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「チームとして今日は3ポイントが達成できる最大値だったと思う。後方には脅威がなく、少し寂しいレースだったけど、前を行くライバルとの差を大きく縮めることはできなかった。暑くて過酷なレースだったけど、終始タイヤマネジメントに追われた。ここ数戦のレースウイークでは多くのサプライズがあったけど、上位で戦えるようにベストを尽くす必要がある。すべてを分析して、来週のスパで巻き返したい」
10位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「10位が今日のベストだったと思う。最初のラップは良かったし、ボッタスのアウト側での動きには満足していたけど、その後はペースが上がらなかった。チームとしては、何をもっと改善できるかを理解するためにやるべきことがいくつかあると思う。マシンは速いけど、もっとペースを上げる必要があるし、それがシーズンが続く中での優先事項でなければならない。この教訓を来週のスパに生かし、いつものようにハードにプッシュしていく」
カテゴリー: F1 / F1ハンガリーGP / F1ドライバー