ホンダF1 山本雅史MD 「F1撤退というホンダの決定は早すぎたと思う」
ホンダF1のマネージングディレクターを務めた山本雅史は、ホンダがF1を撤退するのは早すぎたと感じており、いつかF1に戻ってくることを期待していると語る。

2015年にマクラーレンのワークスパートナーとしてF1に復帰し、アルファタウル、そして、レッドブルにF1パワーユニットを7年間供給したホンダは、2020年10月に2021年シーズンをもってF1から撤退することを発表した。

エンジンパートナーを失うことになったレッドブルは、他のサプライヤのカスタマーになることは選択せず、ホンダからF1エンジンの知的財産権を引き継ぎ、ミルトンキーンズの敷地内に独自のエンジン部門となるレッドブル・パワートレインズを設立。ホンダやライバルチームのスタッフを獲得して準備を進めている。

マクラーレンとの3年間の苦闘の後、ホンダF1は最終的にエンジンを大幅に改善し、レッドブルが支配的なメルセデスF1と競争できるまで向上。2021年にマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンを倒してF1ワールドチャンピオンを獲得することに貢献した。

ホンダF1の労働がようやく成果を挙げ始めたとのタイミングでF1を徹底するのは早すぎると感じるかと質問された山本雅史は「個人的にはイエスです」と同意する。

「ですが、もちろん、それは会社の決定ですし、会社がどの方向に進みたいかを理解しているので、最終的にはそれを受け入れる必要があります」

「しかし、私は常に想像力を持っているので、いつかホンダがF1に戻ることを願っています」

山本雅史は、ホンダがF1から撤退するのは悲しいことだと認めるが、マックス・フェルスタッペンでドライバーズチャンピオンシップを獲得できたことは「安心ではなく満足」であり、ホンダは最終的に目標を達成し、未完のビジネスを残すことはないだろうと語った。

「もちろん悲しいことですが、2020年10月から分かっていたことですし、2021年にタイトルを獲得するためにプッシュしなければならないことは分かっていました」と山本雅史は説明した。

「我々は考え方を変えて、異なる方法で決定を検討しました。我々はまだ残っている時間ですべてを提供しようとしました」

「昨年はチャンピオンシップを勝ち取ることに集中しましたが、今はF1での仕事をやり切ったと思っています。自分たちで設定した時間枠内でしたが、目標を達成することができました」

「最初に、トロロッソとパートナーシップを結び、1年後にレッドブルが参入しました。我々の目標と彼らの目標は、3年以内にチャンピオンシップに勝つことでした。まさにそれが2021年に起こりましたし、特にこれに多大な努力を払ったので、それは素晴らしいストーリーだと思います」

山本雅史は、ホンダは、レッドブルが社内でF1エンジンを正常に稼働させるという“チャレンジング”な努力を引き続きサポートし、2022年のF1エンジン仕様はホンダの栃木県さくら市にある工場で設計されたものであると付け加えた。

「レッドブル・パワートレインズがアルファタウリとレッドブルで良いパフォーマンスを発揮できるようサポートします。しかし、確かにそれは違った関係になるでしょう」と山本雅史は語った。

「チャレンジングなことですが、彼らはすべてを社内に持つことで、より強く、より統合されたチームになりたいと望んでいることも事実です。ホンダとして、プロジェクトを成功させるために、リソースで可能な限りサポートしたいと考えています」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1