元ホンダF1のニック・フライ、マクラーレン・アプライドの非常勤会長に就任
ホンダF1、ブラウンGP、メルセデスF1でCEOを務めたニック・フライが、マクラーレン・アプライドの非常勤会長に就任した。

ニック・フライは、かつてF1界で著名な人物であり、2002年にBARのマネージングディレクターに就任。ホンダF1のワークス体制となった際にはCEOに就任し、ブラウンGP、メルセデスF1への売却に絡んだ。

2013年にトト・ヴォルフと交代でメルセデスF1のCEOを退任したニック・フライは、その後、モータースポーツ界から離れてeスポーツの分野に進出。2018年にロンドンに本部を置くeスポーツ組織「Fnatic」の商業戦略責任者に就任していた。

ニック・フライは、マクラーレン・アプライドの非常勤会長に就任し、モータースポーツ業界に復帰する。

「マクラーレン・アプライドに参加できてうれしく思う」とニック・フライは語った。

「同社は、モータースポーツ、自動車、輸送の主要市場全体でより良い未来を開拓するという明確なビジョンを持っている」

「高性能の電動パワートレインコンポーネント、公共交通機関向けの接続ソリューション、市場をリードするモータースポーツ製品の新製品など、革新的な新技術を発表するにあたり、この才能あるチームと協力できることを楽しみにしている。会社が十分に値する成功を達成するのに役立つ素晴らしい冒険になるだろう」

マクラーレンは、スーパーカーの製造とエリートモータースポーツに専念する戦略の一環として、8月にアプライド部門を投資グループのグレイブルに売却したが、マクラーレンF1チームを本拠地であるテクノロジーセンターに拠点を置いたままであり、F1グリッドで大きな役割を果たし、すべてのパワーユニットで使用されるECUを供給している。

関連:ニック・フライとスーパーアグリF1撤退 - 2008年5月9日

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カテゴリー: F1 / ホンダF1