ホンダF1:2021年 第16戦 F1トルコGP 金曜フリー走行レポート
F1トルコGPの初日がイスタンブール・パークで開幕し、特別デザインをまとったHondaパワーユニット勢4台のマシンがフリー走行2セッションに臨んだ。
昨年のグリップ不足は改善し、FP1のタイムは1年前と比較して約6秒向上。昨年とは特性が大きく異なっていることから、各チームともマシンバランスをつかむことに時間を割いた。
レッドブル・レーシング・ホンダは、マックス・フェルスタッペンがFP1で2番手タイムをマーク。セルジオ・ペレスが10番手に続いた。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダも好調な滑り出しで、ピエール・ガスリーが8番手。角田裕毅は初走行のサーキットで習熟を深め、18番手でセッションを終えた。
FP2では、角田がタイムを伸ばして11番手に。9番手となったガスリーに約0.1秒だった。このセッションでは風が強く厳しいコンディションとなり、ガスリーはターン6でハーフスピンを喫している。
その中で、レッドブル・レーシング勢はマシンバランスを探りながらの走行だったが、2台ともにトップ5に入り、ペレスが4番手、フェルスタッペンが5番手となった。
土曜は雨の可能性が予報されており、両チームとも予選に向けてさらなる向上を果たせるよう、走行データを見直していく。
田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日のトルコGP初日は、ホンダ PUを搭載した4台のマシンが、ドライコンディションの下で順調にプログラムを消化しました。新舗装で非常に滑りやすかった昨年と比較すると、路面のグリップが大きく向上しており、車体・PUともにその状況に合わせたセッティングの最適化を進めました。まだまだ改善の余地はありますので、今日収集したデータをもとに明日の予選、そしてレースに向けてさらなる調整を進めていきます。ここトルコGPでは、両チームとも、リアウイングに日本のファンの皆さまへの感謝を表した『ありがとう』のメッセージを入れています。また、レッドブル・レーシング・ホンダは、そのメッセージに加えてHondaがF1に初めて挑戦した当時の『白』を基調としたカラーリングを施したマシンで参戦しています。我々Hondaのメンバーも、チームメンバーともに一段と士気を高めて今週末のレースに臨みます」
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「ポジティブな初日となり、今晩取り組むことを加味すると、予選ではよさそうです。今日は路面のグリップ量に驚きました。一般的なサーキットと同じくらいでしたが、安定はしていないので、まだ難しくはありました。コーナーの入口のほうが出口よりもグリップが少ない場面があったので、ドライバーとしてはその特性に合わせるのが難しいです。ここではメルセデスが強そうに見えますが、今夜取り組んでコンマ数秒向上させ、明日は戦えるようになればと思います。予選向けに一周を通じたバランスを取ろうとするとロングランペースが少し落ちますが、ここはオーバーテイクがしやすく、レースペースが重要なので、どこで妥協するかがカギになります。明日の予選は雨の可能性もありますが、天候がどうなろうともしっかりと準備をしていきます」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「ここはとても素晴らしいサーキットで、特にコンディションがいいと尚更ですが、今日は最高の一日にはならなかったので、今夜はやることが多くなりそうです。FP1とFP2で少し異なることを試しましたが、このコースでのデータはあまり多く持っていないので、まだ改善できる点を探しています。ルイス(ハミルトン/メルセデス)は決勝でグリッド降格ペナルティーを受けますが、僕らは自分たちのことに集中しなければなりません。いくつか試してみることがあるので、明日の予選までに改善を果たせればと思いますし、何ができるか確認していきます。レースウイークの残りの走行が楽しみです」
ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日はマシンの感触が最高とはいきませんでしたが、それでも僕らは2台ともにいいポジションにつけられたことはポジティブですし、明日はさらに向上できるはずです。アンダーステアになる場面が多く、マシンバランスにはあまり満足できていないので、対処していかなければなりません。これは他の多くのドライバーにも起きていると思うので、改善するために何ができるかを分析する必要があります。FP3でも引き続きパフォーマンスの向上に取り組んでいきたいです」
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「イスタンブール・パークはとても素晴らしいコースで、初めての走行を心から楽しみました。徐々に自信を深めることができて、午後にはいいペースを発揮できたと思います。今日のコンディションは風が強かったものの上々でしたが、明日は雨が降るかもしれないので、また難しくなるはずです。天候がどうなるか注視して、できる限り準備はしますが、ここまでのマシンバランスには満足していますし、大きな進歩を見せられていると思います」
カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / F1トルコGP / スクーデリア・アルファタウリ
昨年のグリップ不足は改善し、FP1のタイムは1年前と比較して約6秒向上。昨年とは特性が大きく異なっていることから、各チームともマシンバランスをつかむことに時間を割いた。
レッドブル・レーシング・ホンダは、マックス・フェルスタッペンがFP1で2番手タイムをマーク。セルジオ・ペレスが10番手に続いた。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダも好調な滑り出しで、ピエール・ガスリーが8番手。角田裕毅は初走行のサーキットで習熟を深め、18番手でセッションを終えた。
FP2では、角田がタイムを伸ばして11番手に。9番手となったガスリーに約0.1秒だった。このセッションでは風が強く厳しいコンディションとなり、ガスリーはターン6でハーフスピンを喫している。
その中で、レッドブル・レーシング勢はマシンバランスを探りながらの走行だったが、2台ともにトップ5に入り、ペレスが4番手、フェルスタッペンが5番手となった。
土曜は雨の可能性が予報されており、両チームとも予選に向けてさらなる向上を果たせるよう、走行データを見直していく。
田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日のトルコGP初日は、ホンダ PUを搭載した4台のマシンが、ドライコンディションの下で順調にプログラムを消化しました。新舗装で非常に滑りやすかった昨年と比較すると、路面のグリップが大きく向上しており、車体・PUともにその状況に合わせたセッティングの最適化を進めました。まだまだ改善の余地はありますので、今日収集したデータをもとに明日の予選、そしてレースに向けてさらなる調整を進めていきます。ここトルコGPでは、両チームとも、リアウイングに日本のファンの皆さまへの感謝を表した『ありがとう』のメッセージを入れています。また、レッドブル・レーシング・ホンダは、そのメッセージに加えてHondaがF1に初めて挑戦した当時の『白』を基調としたカラーリングを施したマシンで参戦しています。我々Hondaのメンバーも、チームメンバーともに一段と士気を高めて今週末のレースに臨みます」
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「ポジティブな初日となり、今晩取り組むことを加味すると、予選ではよさそうです。今日は路面のグリップ量に驚きました。一般的なサーキットと同じくらいでしたが、安定はしていないので、まだ難しくはありました。コーナーの入口のほうが出口よりもグリップが少ない場面があったので、ドライバーとしてはその特性に合わせるのが難しいです。ここではメルセデスが強そうに見えますが、今夜取り組んでコンマ数秒向上させ、明日は戦えるようになればと思います。予選向けに一周を通じたバランスを取ろうとするとロングランペースが少し落ちますが、ここはオーバーテイクがしやすく、レースペースが重要なので、どこで妥協するかがカギになります。明日の予選は雨の可能性もありますが、天候がどうなろうともしっかりと準備をしていきます」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「ここはとても素晴らしいサーキットで、特にコンディションがいいと尚更ですが、今日は最高の一日にはならなかったので、今夜はやることが多くなりそうです。FP1とFP2で少し異なることを試しましたが、このコースでのデータはあまり多く持っていないので、まだ改善できる点を探しています。ルイス(ハミルトン/メルセデス)は決勝でグリッド降格ペナルティーを受けますが、僕らは自分たちのことに集中しなければなりません。いくつか試してみることがあるので、明日の予選までに改善を果たせればと思いますし、何ができるか確認していきます。レースウイークの残りの走行が楽しみです」
ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日はマシンの感触が最高とはいきませんでしたが、それでも僕らは2台ともにいいポジションにつけられたことはポジティブですし、明日はさらに向上できるはずです。アンダーステアになる場面が多く、マシンバランスにはあまり満足できていないので、対処していかなければなりません。これは他の多くのドライバーにも起きていると思うので、改善するために何ができるかを分析する必要があります。FP3でも引き続きパフォーマンスの向上に取り組んでいきたいです」
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「イスタンブール・パークはとても素晴らしいコースで、初めての走行を心から楽しみました。徐々に自信を深めることができて、午後にはいいペースを発揮できたと思います。今日のコンディションは風が強かったものの上々でしたが、明日は雨が降るかもしれないので、また難しくなるはずです。天候がどうなるか注視して、できる限り準備はしますが、ここまでのマシンバランスには満足していますし、大きな進歩を見せられていると思います」
カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / F1トルコGP / スクーデリア・アルファタウリ