ホンダF1:2021年 第15戦 F1ロシアGP 金曜フリー走行レポート
2021年 第15戦 F1ロシアGPがソチ・オートドロームで開幕し、初日のフリー走行では、レッドブル・レーシング・ホンダとスクーデリア・アルファタウリ・ホンダはともに好調なペースを見せました。
明日の天候が雨と予想されており、各チームはその影響を考慮して、FP1からソフトタイヤを使用して燃料搭載量の少ない状態でのアタックを見せるなど、普段の初日とは異なるアプローチを展開した。
マックス・フェルスタッペンは、FP1で首位と約0.2秒差の3番手に。ピエール・ガスリーが6番手、セルジオ・ペレスが9番手に入り、Hondaパワーユニット勢は3台がトップ10入りした。角田裕毅は精力的に走行を重ね、全ドライバー中最多周回数をマーク。ソチにおけるF1マシンでの経験を積んだ。
FP2では、チームと相談の上、フェルスタッペンのマシンのPUを交換した。イギリスGPでのクラッシュによるダメージで、今季どこかで新たなPU投入が必要となっていたが、フェルスタッペンに3グリッド降格ペナルティーが出ていたことや、翌日の天候などを考慮し、戦略的な判断でFP2での投入となった。
これによってフェルスタッペンはドライコンディション下で新PUの調整を行うことができ、6番手でセッションを終えた。ガスリーは3番手と好調を維持したが、セッション終了間際にターン2の縁石にヒットしてフロントウイングを破損。しかし、ピットへ自走で戻ることができ、大きな影響はなかった。
11番手のペレスと18番手の角田は、ともに多くの周回を重ねた。明日はドライコンディションでの走行ができないことが見込まれているため、貴重なデータが収集できている。
田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日はレッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2チーム・4台が順調にプログラムを消化し、スムーズな一日になりました。レッドブル・レーシング のフェルスタッペン選手については、イギリスGPのクラッシュでPUにダメージを受けた影響から、シーズン中どこかで新たなPUを投入しなくてはいけない状況でした。そのため、今回のレースでの様々な局面を考慮し、今日のFP2から新たなPUを投入することを、チームと一緒に決めました。日曜のレースではPU交換によるペナルティーのために、グリッド後方からのスタートになります。明日は降雨が予想されていますので、色々な状況を想定して迅速に対応できるように、今日のデータをベースに雨対応の準備もしっかり進めて臨みます」
ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日は、パフォーマンスの面ではポジティブな一日でした。マシンはこのコースでここまで上手く機能していて、レースウイークのいいスタートが切れたと思います。パフォーマンスはいいのですが、まだマシンのバランスに100%満足できていないので、今夜いくつか確認して改善する点があります。今週末は、シャルル(ルクレール/フェラーリ)とマックスがペナルティーを受けているので、僕らにとってはいいチャンスがあります。ただ、注視していくのは、自分たちのパッケージと、厳しい中団での戦いに向けて、最大限のパフォーマンスを発揮できるかです」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「ここロシアでPU交換ペナルティーを受けることが適切だと考えています。すべての状況を検討した上での判断で、もちろん明日の天候についても考慮しました。どこかでペナルティーを受けなくてはならず、ここでなくても、他のサーキットで受けざるを得ませんでした。グリッド後方からのスタートにはなりますが、レースで最大限戦えるマシンになるよう、レースウイークを通じてセットアップを進めていきます。それが上手くいって、日曜のレースでベストな状況にすることができればと思います。今は、明日の天候がどうなるか様子を見ていきます」
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
明日の予選に向けていいデータが得られました。明日は雨で走行時間が限られる見込みなので、今日が予選前にドライコンディションを試せる最後のチャンスだったかもしれません。このレースウイークでは、マシンにポテンシャルがあると思うので、正しい方向に進めなければなりません。セクター1と2はいいと思いますが、セクター3についてはまだ改善の余地があります。予選でのコンディションに合わせてセットアップ変更が必要になるかもしれませんが、興味深いデータがたくさんあり、今夜分析を進めていきます。マックスが後方からのスタートになるので、チームにとっては少しチャレンジングな戦いになりますし、ここでのメルセデスの強さは明白ですが、彼らに少しでもプレッシャーをかけ、予選では僅差に迫ることができれば理想的だと思います
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「ソチでは、ここまで全体的なグリップに苦戦してはいますが、今日は走行距離を伸ばすことができました。日曜のレースは晴れると思うので、ドライでの走行は貴重です。マシンのパフォーマンスがいいことは分かっているので、今夜はデータを確認して、自分の改善点がどこかを見る必要があります。天候の影響がどうなるかは分からないので、FP3と予選に向けてできる限りの準備をしていかなければなりません」
カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / F1ロシアGP / スクーデリア・アルファタウリ
明日の天候が雨と予想されており、各チームはその影響を考慮して、FP1からソフトタイヤを使用して燃料搭載量の少ない状態でのアタックを見せるなど、普段の初日とは異なるアプローチを展開した。
マックス・フェルスタッペンは、FP1で首位と約0.2秒差の3番手に。ピエール・ガスリーが6番手、セルジオ・ペレスが9番手に入り、Hondaパワーユニット勢は3台がトップ10入りした。角田裕毅は精力的に走行を重ね、全ドライバー中最多周回数をマーク。ソチにおけるF1マシンでの経験を積んだ。
FP2では、チームと相談の上、フェルスタッペンのマシンのPUを交換した。イギリスGPでのクラッシュによるダメージで、今季どこかで新たなPU投入が必要となっていたが、フェルスタッペンに3グリッド降格ペナルティーが出ていたことや、翌日の天候などを考慮し、戦略的な判断でFP2での投入となった。
これによってフェルスタッペンはドライコンディション下で新PUの調整を行うことができ、6番手でセッションを終えた。ガスリーは3番手と好調を維持したが、セッション終了間際にターン2の縁石にヒットしてフロントウイングを破損。しかし、ピットへ自走で戻ることができ、大きな影響はなかった。
11番手のペレスと18番手の角田は、ともに多くの周回を重ねた。明日はドライコンディションでの走行ができないことが見込まれているため、貴重なデータが収集できている。
田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日はレッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2チーム・4台が順調にプログラムを消化し、スムーズな一日になりました。レッドブル・レーシング のフェルスタッペン選手については、イギリスGPのクラッシュでPUにダメージを受けた影響から、シーズン中どこかで新たなPUを投入しなくてはいけない状況でした。そのため、今回のレースでの様々な局面を考慮し、今日のFP2から新たなPUを投入することを、チームと一緒に決めました。日曜のレースではPU交換によるペナルティーのために、グリッド後方からのスタートになります。明日は降雨が予想されていますので、色々な状況を想定して迅速に対応できるように、今日のデータをベースに雨対応の準備もしっかり進めて臨みます」
ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日は、パフォーマンスの面ではポジティブな一日でした。マシンはこのコースでここまで上手く機能していて、レースウイークのいいスタートが切れたと思います。パフォーマンスはいいのですが、まだマシンのバランスに100%満足できていないので、今夜いくつか確認して改善する点があります。今週末は、シャルル(ルクレール/フェラーリ)とマックスがペナルティーを受けているので、僕らにとってはいいチャンスがあります。ただ、注視していくのは、自分たちのパッケージと、厳しい中団での戦いに向けて、最大限のパフォーマンスを発揮できるかです」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「ここロシアでPU交換ペナルティーを受けることが適切だと考えています。すべての状況を検討した上での判断で、もちろん明日の天候についても考慮しました。どこかでペナルティーを受けなくてはならず、ここでなくても、他のサーキットで受けざるを得ませんでした。グリッド後方からのスタートにはなりますが、レースで最大限戦えるマシンになるよう、レースウイークを通じてセットアップを進めていきます。それが上手くいって、日曜のレースでベストな状況にすることができればと思います。今は、明日の天候がどうなるか様子を見ていきます」
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
明日の予選に向けていいデータが得られました。明日は雨で走行時間が限られる見込みなので、今日が予選前にドライコンディションを試せる最後のチャンスだったかもしれません。このレースウイークでは、マシンにポテンシャルがあると思うので、正しい方向に進めなければなりません。セクター1と2はいいと思いますが、セクター3についてはまだ改善の余地があります。予選でのコンディションに合わせてセットアップ変更が必要になるかもしれませんが、興味深いデータがたくさんあり、今夜分析を進めていきます。マックスが後方からのスタートになるので、チームにとっては少しチャレンジングな戦いになりますし、ここでのメルセデスの強さは明白ですが、彼らに少しでもプレッシャーをかけ、予選では僅差に迫ることができれば理想的だと思います
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「ソチでは、ここまで全体的なグリップに苦戦してはいますが、今日は走行距離を伸ばすことができました。日曜のレースは晴れると思うので、ドライでの走行は貴重です。マシンのパフォーマンスがいいことは分かっているので、今夜はデータを確認して、自分の改善点がどこかを見る必要があります。天候の影響がどうなるかは分からないので、FP3と予選に向けてできる限りの準備をしていかなければなりません」
カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / F1ロシアGP / スクーデリア・アルファタウリ