ホンダF1 「他車に壊された場合のエンジン規制は再考の余地がある」
ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、F1イギリスGPでの事故に起因するマックス・フェルスタッペンの損傷したパワーユニットを救うことができると考えている。

マックス・フェルスタッペンの2基目のエンジンはF1ベルギーGP以前は修復不可能とされていた。F1ハンガリーGPでのセルジオペレスのパワーユニットはバルテリ・ボッタスとの衝突により完全に破壊されたが、フェルスタッペンのユニットに関してはまだ希望があると田辺豊治は語る。

「マックスのPUについては、レースでは使用できないと判断しました。チェコの(ペレス)のものは完全に破壊されています」と田辺豊治はプレスメンバーに説明した。

「マックスのケースは、まだ確信は持てていません。部品を交換すれば、通常の状態で使用できるかもしれません。しかし、安全性の観点から、現在のダメージはレースで使用するには少し大きすぎます」

「現在のPU規制では、FIAによって封印されている部品を変更することはできません。残念ながら、我々は封印されている部品を変更したいと考えています」

レッドブルの両ドライバーの2基目のエンジンは、他のドライバーによる衝突により損傷した。田辺豊治は、F1は自分のせいではないダメージを受けたチームがペナルティを受けることなくエンジンの交換を要求できるシステムを検討すべきだと提案した。

公平性を確保するために、田辺豊治は、チーム、FIAおよび他のパワーユニットメーカーの代表者が参加する会議で要求を検討する必要があると語る。

「もちろん、我々ホンダは、長年の経験に基づくPU規制を尊重します」と田辺豊治は付け加えた。

「しかし、我々の状況を見ると、規制を再考する余地があると思います」

「我々は、事故を見直し、衝撃データを確認し、シャシーの損傷を確認し、PUの損傷を確認できます。そこから、PUメーカーからの部品交換要求について話し合うことができます」

「現在の経済情勢、そして、このスポーツの持続可能性を考えると、我々はそのようなことを考える余地があると思います。いずれにしろ、我々は規制を非常に尊重しています」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1