F1 ホンダ
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1バルセロナテスト2回目の初日の内容を振り返った。

2019年の開幕戦に向けた最後のF1合同テストがスタート。ホンダのF1エンジンを搭載する2チームは、レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーが初日最多となる136周を走破。トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンも103周を走り込み、合計で239周を走行。高い信頼性をみせた。

それだけでなく、ピエール・ガスリーは2番手タイムとなる1分17秒715を記録。トップタイムを記録したランド・ノリス(マクラーレン)よりも1段階柔らかく、ピレリのタイヤの中では中間に位置するC3タイヤでのタイムとなっており、各コンパウンドに0.6秒のパフォーマンス差があることを考えれば、これまでの総合トップタイムに相当。信頼性だけでなく、レッドブルとホンダのパッケージはパフォーマンス面でも真価を発揮し始めている。

「先週のテスト1を終え、今日から再びテスト2が始まりました。開幕戦に向けて走行できるのは今日も含めて4日間しかありませんので、両チームが予定しているプログラムを完了させるためにも、可能な限りの走り込みを行い、準備を進める必要があります」と田辺豊治はコメント。

「今日はロングランやショートランを交えながら両チームで合計239周近くを走行できましたし、パワーユニットとして大きな問題はなく、多くのデータを蓄積できて、順調な一日となりました」

「ドライバーやエンジニア、メカニックにとっては、走れば走った分だけ、マシンやオペレーションへの理解を深められる時期だと思いますし、明日以降もスムーズなセッションを続けられればと思っています」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1