マクラーレン ホンダF1 アメリカグランプリ
ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介と、マクラーレンのレーシシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、F1アメリカGP予選のマクラーレン・ホンダの戦いを振り返った。

F1アメリカGPの予選では、フェルナンド・アロンソが全てのセッションでトップ10入りする走りでQ3進出を果たして9番手、ストフェル・バンドーンが13番手でセッションを終えた。

ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は「「テキサスらしい強い日差しと高温のなかで行われたアメリカGPの2日目ですが、我々にとってはまずまずの一日になりました」とコメント。

「昨日のセッションでは、両ドライバーともにセッティング向上の余地があると感じていたため、今日の午前中はベストなセットアップを見つけることに注力しました。その成果もあり、午後に行われた予選では、フェルナンドが素晴らしい走りを見せ、Q3進出を果たしてくれました。ストフェルがQ3に進出できなかったことは残念ですが、二人ともに昨日から確実なパフォーマンスの向上を見せてくれていたと思います」

「ここまで我々のパワーユニットには大きな問題は見られませんし、想定通りのパフォーマンスが出せています。ポイント獲得に向けた競争力はあると思っているので、明日のレースを楽しみにしています」

マクラーレンのエリック・ブーリエは「今日の予選では、マシンの実力を最大限に出しきるために両ドライバーが全力を尽くしてくれた」とコメント。

「回、フェルナンドのマシンには、ストフェルよりも新しいスペックのフロントウイングを搭載した。フェルナンドはストフェルのようにグリッド降格ペナルティーを受けることはなく、このコースでマシンをQ3に進出させるポテンシャルがあったためだ。フェルナンドはすばらしいラップを走行し、マシンを限界までプッシュしてくれた。だから、彼がQ3進出を決めて、予選9番手に入ったことをうれしく思う」

「一方、フェルナンドよりも難しいセッションを迎えたストフェルは、エンジニアと一緒にマシンのバランスを改善しようと考えていた。FP2以降は、アップデート版のパーツを搭載したFP1での最適なバランスを再現することができずにいるものの、そんな状況でもいい走りをし、予選13番手となった」

「幸い、両ドライバーは明日のレースで、ほかのドライバーがペナルティーを受けることによって恩恵を受ける。それによって、スターティンググリッドが通常とは異なる順番となり、明日の決勝では少なくとも最初の数周は劇的な展開が予想される。ストフェルのグリッド降格は5グリッドではなく1グリッドのみとなり、14番手からスタートする。一方、フェルナンドは8番手からのスタートとなる。明日はフェルナンドよりもストフェルの方が難しい状況となるが、両ドライバーが入賞するためにあらゆるチャンスを最大限に活かせるように、レース戦略に焦点を当てて準備するつもりだ」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1アメリカGP