マクラーレン・ホンダ F1 ハンガリーグランプリ
ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、F1ハンガリーGPへの意気込みを語った。

“スペック3”パワーユニット導入以降、競争力を上げているマクラーレン・ホンダだが、それをポイントというかたちで生かすことができていない。

「過去数戦では競争力の改善を示してはいますが、まだそれをコース上での結果に結びつけることができていません」と長谷川祐介はコメント。

「そうは言っても、我々は現在の開発に満足しており、これからレース週末についてよりポジティブな気持ちでハンガリーに向かいます」

タイトでツィスティなハンガロリンクは、それほどパワーが重視されるサーキットではないため、マクラーレン・ホンダにとってはポイント獲得の大きなチャンスがあるグランプリとなる。

「ハンガロリンクは独特なツイスティなサーキットですし、今シーズンで最高の機会を我々に与えてくれるはずです。パワー重視のトラックではありませんが、それでもレースの全ラップを通して、正確なエネルギーマネジメントが求められます。オーバーテイクがかなり難しいトラックでもありますので、予選が非常に重要になります」

「我々はこの種のトラックで良い結果を出せることをわかっていますし、我々の目標はQ3に進出して、レースでポイントを獲得するための良い位置につけることです。フェルナンドはハンガロリンクでF1勝利を挙げていますし、ストフェルは2014年にGP2で勝っていますので、我々のクルマは素晴らしいドライバーに委ねられています」

「今回は、マクラーレン・ホンダ・チームの全員が仕事から離れて休みを得る夏のシャットダウン前の最後のレースです。その前にハンガリーで堅実な結果を残してシーズン後半にむけて良い勢いを作り出せることを願っています」

マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「我々夏休み前の最後のレース週末に取り組む準備を整えてハンガリーに向かう」とコメント。

「我々が共に直面した困難なチャレンジにも関わらず、冬とシーズンを通して疲れを知らずに働いてきたマクラーレン・ホンダの同僚全員に心から敬意を表し、『ありがとう』と伝えたい」

「まもなく、彼らの家族との相応しい休みのための時間になるが、その前に我々はこの先の週末に完全に集中し、ポジティブな結果とともにブラペストを離れることを固く決意している。

「シルバーストンでの我々のペースは、パワー重視のサーキットであり、伝統的に我々のマシンにとって適応がより難しいと考えていた当初の予想よりもわずかに良かった。ハンガリーは完全に異なる仕事であり、理論的に我々のクルマの強みを生かし、ライバルとより戦うことができると楽観主義を与えてくれるトラックだ」

「我々はホンダとともに信頼性を改善し、グリッドペナルティを招くことを避けるために懸命に働いている、特に我々のクルマがより有利なパフォーマンスを発揮できる可能性があるこのトラックでは、我々の合計ポイントを増やすことが鍵となる。我々全員がそれを達成することを本当に固く決心している」

「ピレリとの成功したタイヤテストに続き、ブダペストで良い結果を出してこの勢いを継続し、シーズン後半のさらなる開発のプラットフォームとしてレース後のインシーズンテストでも有益なマイレージを稼げることを願っている」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1ハンガリーGP