ルイス・ハミルトン F1アメリカGP予選「スプリントでサスペンションが損傷」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、土曜日のスプリントでサスペンションが損傷したことがF1アメリカグランプリの予選で問題となり、Q1敗退につながったことを明らかにした。

サーキット・オブ・ジ・アメリカズで最多5度の優勝を誇るルイス・ハミルトンは、先のスプリントレースで6位に終わった期待外れの成績からの巻き返しを狙っていた。

しかし、Q1の残り時間が迫る中、彼はドロップゾーンで苦戦し、オープニングステージの最後のアタックで16位より上に上がることはできなかった。

外部からの改善により、ハミルトンは19位に後退し、明日のレースではせいぜい後方からのスタートしか許されないことでさらに悪化することになる。

しかし、ハミルトンはペース不足の原因はW15の損傷にあるとメディアに明かした。

「今日は本当にひどい日だった」とハミルトンは語った。

「金曜日はクルマの感触が素晴らしかったので、もちろん今日はすごく楽観的に臨んだけど、スプリントのフォーメーションラップに向けてラインから離れた瞬間にフロントサスペンションに何か不具合が起こり、レース中ずっとその状態が続いた」

「彼らはそれを解決し、コーナーを変えたが、ひどい状態だった」

ルイス・ハミルトン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツルイス・ハミルトンのメルセデスW15はアメリカGP予選中にメカニカルなトラブルに見舞われた。

ルイス・ハミルトン、Q1敗退の理由を「説明できない」
ルイス・ハミルトンの2024年の予選成績はまちまちで、土曜日のパフォーマンスは今年の彼にとって2度目のQ1敗退となった。

しかし、金曜日のスプリント予選でイエローフラッグのためポールポジションを獲得できなかったハミルトンは、土曜日のトラブルはマシンのせいだと主張した。

「昨日は予選でポールポジションを獲得するところだったから、精神的な問題ではない」とハミルトンは主張した。

「サスペンションが故障してブレーキが効かなくなり、すべてがうまくいっていない」

「今日、正直に言って、サスペンションで何が起こったのかはチームに説明できない。でも、みんなが全力で問題の解決に取り組んでいることは知っている」

19番グリッドからスタートするハミルトンにとって、日曜日のCOTAでのグランプリは、見通しは良くても厳しいものになるだろう。

ライバルのペナルティにより順位を上げることはできているものの、ハミルトンはマシンのセットアップをさらに変更したいと考えており、そうなるとピットからスタートしなければならなくなる。

「昨日やろうとしていた方向でいくつかの変更をしたけど、今日の予選ではクルマは悪夢だった」とハミルトンは語った。「だから、ピットレーンからスタートした方がいいと思う。そうしないと、そこから先に進めないだろうからね」

日曜日のメインイベントを前に、インスピレーションのかけらを探しながら、かすかな希望を求めて、ハミルトンはカートでの経験を振り返った。

「最初はかなり性能の悪いゴーカートで始めてたけど、よく上位に食い込んでいました。

だから明日も同じことができるか試してみるよ」と語った。

メルセデスにとっては、ジョージ・ラッセルがトップ10のQ3シュートアウトでクラッシュしてしまい、6位に甘んじるという不運も重なった。

ラッセルはスプリント予選でポールポジションを獲得する寸前まで迫っていたため、F1では24時間で大きな変化が起こり得ることを示している。

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1 / F1アメリカGP