ルイス・ハミルトン ブラピ主演のF1映画の脚本に「ダメ出し」した箇所
ルイス・ハミルトンは、ブラッド・ピット主演のF1映画で「でたらめだ」と言わざるを得なかった場面について説明している。

ルイス・ハミルトンは、ハリウッドのスーパースターであるブラッド・ピットがベテランレーシングドライバー役を演じ、栄光の日々を取り戻そうとする姿を描くこの新作映画のエグゼクティブ・プロデューサーを務めている。

この映画は『F1』というタイトルで、来年公開予定である。

ルイス・ハミルトンは、映画の撮影シーンのどの部分で「でたらめだ」と言わざるを得なかったのかと尋ねられた。

「レースのシナリオだけの話だ。専門用語はエンジニアが話すものだ」とハミルトンはEsquireに語った。

「しかし、特にレースのシナリオや、オーバーテイクとピットストップの間のシーケンス、戦略など、そういった類ものすべてだ」

「車が壁にぶつかり、ひっくり返って車輪で着地し、そのまま走り続けるようなクラッシュがあったかもしれないが、それはF1では起こらないことだ」

「エーレン(脚本家のエーレン・クルーガー)は、膨大な量のリサーチを行い、多くのレースを観戦し、レース会場にも足を運び、それから離れて脚本を書いた」

「でも、僕たちは座ってレースとは何かについて話し合った。そして、彼が脚本を書き上げると、僕は彼と一緒に座って、現実味がなく、F1の真髄ではないと思われる部分について、基本的にデタラメだと指摘し、できる限り本物らしくなるよう努めた」

「同時に、僕は制作会社を立ち上げたので、彼らとはプロデューサーとしての関係だ」

「僕はすべての分野に関わることができたので、キャストの多様性を確保し、実際のトラックでは決して実現しなかったピットストップに女性を登場させることができた」

「ハンス・ジマーは、僕が映画の音楽を担当してもらいたいと思っていた人物だったので、ハンス・ジマーを起用することができた。ジョー(・コシンスキー監督)は、すべてにおいて僕を参加させてくれた」

ブラッド・ピット

ブラッド・ピットは本当に運転できるのか?
俳優のブラッド・ピットは、実際のF1グランプリで映画の撮影を行ったことがある。

昨年のイギリスグランプリでは、観客の前でF2カーを改造した車を運転し、コース上で本物のシーンを撮影した。

ルイス・ハミルトンは、有名な俳優が本当に運転できるかどうかについて、真実を明かした。

「僕たちはLAのトラックに行った。僕が彼を運転させて、僕は助手席に座った。そして、彼が運転した」

「僕は若い頃、ドライビングコーチをしていたことがある。レースを続けながら、パートタイムで収入を得る方法だった」

「だから、何人のレースドライバーでない人たちと一緒に座ったかわからない。上手い人、下手な人はすぐにわかる」

「彼はすぐに理解した。彼には才能がある。それは彼のDNAに刻み込まれている。ただ、僕たちのようにそれを磨くことができていないだけだ。でも、彼は大きなポテンシャルを持っている」

ルイス・ハミルトンは、ブラッド・ピットがレーシングドライバーとして本物のパフォーマンスを発揮できると主張する。

「もちろん、それには時間がかかるだろう」

「結局、50歳過ぎの男がシーズン中に参戦して、僕たち若手と戦うというストーリーは、ありえない」

「でも、それをどう実現するかという議論はある。本当に復帰して戦い、同じように反応できるようになるには、どれだけのトレーニングが必要だろうか? そこには多くの詳細が絡んでいる」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン