F1：ケリー・ピケ、父ネルソン・ピケの発言を擁護する投稿に“いいね”
3回のF1ワールドチャンピオンであるネルソン・ピケ（69歳）は、昨年11月に収録されたポッドキャストで、2021年のF1イギリスGPのルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンとの接触について議論。
「“neguinho”は、あのコーナーで2台の車を通過する方法がなかったため、車を押し出した。彼は汚いことをした」と語った。
ポッドキャストの音声は、7か月経った今週末のイギリスグランプリに先立って再浮上。F1、FIA、メルセデスF1は、直接ネルソン・ピケを名指しはしていないものの、公式声明で非難した。
ネルソン・ピケの親戚であるロドリゴ・ピケは、ソーシャルメディアで3回のF1ワールドチャンピオンを擁護し、Instagramに次のように書いた。
「女性は僕たち全員をneguinhoと呼んでいた。別にそれが好きなわけではないけど、愛がある」
「偽善の世界だ」
ロドリゴ・ピケのアカウントは、ネルソン・ピケの娘ケリーが彼の投稿に“いいね”をした直後に非公開になった。
F1上層部は、ネルソン・ピケをF1パドックから出入り禁止にすることを検討している。
「差別的または人種差別的な言葉は受け入れられず、社会に存在してはいけない」とF1は声明で語った。
「ルイスは我々のスポーツの素晴らしいアンバサダーであり、尊敬に値する。ダイバーシティとインクルージョンを高めるための彼のたゆまぬ努力は、多くの人々にとっての教訓であり、F1で我々が取り組んでいることだ」
7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、ソーシャルメディアでのネルソン・ピケのコメントに返答した。
「それは言語以上のものだ」とルイス・ハミルトンはその後のツイートで付け加えた。
「これらの古風な考え方は変化する必要があり、僕たちのスポーツには存在しない」とルイス・ハミルトンは火曜日に語った。
「僕は人生全体でこれらの態度に囲まれ、ターゲットにされてきた」
「学ぶ時間はたくさんある。行動を起こす時が来た」
メルセデスF1は「人種差別的または差別的な言葉の使用を最も強い言葉で非難する」と述べた。
「ルイスは人種差別と戦う我々のスポーツの取り組みの先頭に立っており、彼はトラックの内外で多様性の真のチャンピオンだ」
「我々は多様で包括的なモータースポーツのビジョンを共有しており、この事件はより明るい未来のために努力し続けることの根本的な重要性を強調している」
フェラーリもネルソン・ピケを非難。メルセデスF1のチームメイトであるジョージ・ラッセル、フェラーリのシャルル・ルクレール、マクラーレンのダニエル・リカルドなどのドライバーもルイス・ハミルトンをサポートするメッセージを送った。
「F1に到着して以来、僕が知っているルイスは、僕や彼が出会うすべての人にいつも親切で敬意を払っている」とシャルル・ルクレールは語った。
「ルイスに対するコメントは容認されるべきではなく、僕たちはより多様で包括的なスポーツを推進し続けるべきだ。僕たちはスポーツだけでなく社会からも差別的な行動や人種差別的な言葉を排除する必要がある」
F1ドライバーが木曜日にシルバーストンでメディアと対面するとき、このトピックは主要な論点になる可能性がある。
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