ルイス・ハミルトン 「最終アップグレードは十分ではないかもしれない」
F1オーストリアGPを終え、メルセデスF1コンストラクターズ選手権でレッドブル・ホンダに44ポイント差をつけられた。そして、過去5戦で4勝を挙げているマックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンとの差を32ポイントまで広げた。
レッドブル・ホンダは、今シーズンまだ多くの開発を計画しているのに対し、メルセデスは新しいレギュレーションが導入される2022年Ｆ１マシンを優先している。そのため、ルイス・ハミルトンの見通しは明るいとは言えない。
メルセデスF1が、W12にアップデートを投入するかどうかについての混乱があった後、チーム代表のトト・ヴォルフはシルバーストンで開催されるF1イギリスGPで最終アップデートを投入することを確認している。
だが、マックス・フェルスタッペンがレッドブル・リンクでのダブルヘッダーで支配的な強さを見せたことで、ルイス・ハミルトンはメルセデスF1が自分のマシンに加えるどんな改善も彼らに対して勢いを取り戻すには不十分である可能性があることを恐れている。
「少しアップグレードが予定されているけど、ギャップを埋めるには十分ではないかもしれない」とルイス・ハミルトンは記者団に語った。
「僕たちはもっと多くの作業をしなければならない。当然、彼ははるかに先をクルージングしているし、それについて僕ができることはあまりない」
「次のレースで違ったシナリオになることを祈っている。でも、彼らのマシンを見れば、まるでレール上を走っているようだ」
F1オーストリアGPを4番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンは、レースの早い段階でマシンにダメージを負い、チームメイトのバルテリ・ボッタス、マクラーレンのランド・ノリスと表彰台を争うことができなかった。
「僕たちは彼ら（レッドブル・ホンダ）から何マイルも離れている。だから僕たちには、やるべきことはがたくさんある。僕たちは全員で作業をする必要がある。すでにそこにあることを分かっている」
「彼らは明らかに、この過去数戦にわたって多くのアップデートをもたらしたけど、僕たちは何ももたらさなかった。だから、いくつか投入して、できるだけ多くのパフォーマンスを見つける必要がある。そうしないと、これが最も頻繁な結果になってしまう」
「レース前にすでに言ったけど、もちろん、マックスに勝つのはとても難しいかっただろう。でも、マシンの後部でかなり多くのダウンフォースを失い、2位を維持することができなかったことはもちろんイライラする。今日は多くのポイントが失った」
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