ルイス・ハミルトン、ナイト爵を受勲…現役F1ドライバーでは史上初
F1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンが、2020年の女王陛下新年叙勲者リストでナイト爵を授与された。

メルセデスF1に所属するルイス・ハミルトンは、11月のF1トルコGPで7回目のF1ワールドチャンピオンを獲得し、ミハエル・シューマッハが保持していた史上最多獲得数に並んだ。

35歳のルイス・ハミルトンは、現役時代にこの勲章を授与された史上初のF1ドライバーとなった。

ルイス・ハミルトンは、元F1ワールドチャンピオンのジャック・ブラバム卿とジャッキー・スチュワート卿に加わってナイトになる。他にこの勲章を授与された唯一のF1ドライバーはスターリング・モス卿だけとなっている。

ルイス・ハミルトンは、2010年以降、税務とモナコでの生活のため叙勲が見送られていたが、ボリス・ジョンソン首相が“外交・海外リスト”に個人的に介入し、ルイス・ハミルトンの名誉が与えられることになった。

モナコ在住にも関わらず、ルイス・ハミルトンは英国の納税者上位5,000人の1人であるため、モータースポーツUKと全党議会グループがナイト爵を叙勲するよう首相に促していた。

2008年、2014年、2015年、2017年、2018年、2019年にF1ワールドチャンピオンを獲得していたルイス・ハミルトンは、新型コロナウイルスに感染したことでF1サヒールGPを欠場したが、出場した16戦で10勝を挙げた。

また、ルイス・ハミルトンは、タイトル獲得の1か月前にミハエル・シューマッハの最多勝利記録を上回り、95勝まで勝利数を伸ばしてシーズンを終えた。

コース外でも、ルイス・ハミルトンは平等と多様性に対するF1の推進の最前線にいるだけでなく、ブラック・ライヴズ・マター運動を支援する人種差別との戦いの主要な運動家でもあった。また、メルセデスF1チームが立ち上げた多様性促進イニシアチブを支援し、モータースポーツにおける少数民族の描写を改善するためにハミルトン委員会を共同設立した。

ルイス・ハミルトンは、2021年以降もメルセデスF1との新たな契約にサインすることが広く期待されている。

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1