ルイス・ハミルトン 「今年はもう冷却問題に妨げられることはない」 / メルセデスF1
F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンは、メルセデスの2020年F1マシン『W11』の設計の微調整を考えれば、最近のF1オーストリアGPでパフォーマンスの妨げとなった信頼性問題は回避できるはずだと自信をみせている。

2014年にF1オーストリアGPがカレンダーに復帰して以降、メルセデスはレッドブル・リンクで4連勝を果たしていたが、過去2年間でホームレースのレッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝している。

2018年にはバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンがそれぞれ油圧と燃圧の問題でリタイア。昨年のレースでは冷却に問題を抱えて、高温になることによるトラブルでリタイアを回避するためにペースが大幅に妨げられた。

だが、ルイス・ハミルトンは、F1オーストリアGP前の記者会見でメルセデスF1は冷却問題に対処したと確信しているとして、その理由を説明した。

「2017年以降、僕たちは決して酷くはなかったけど、サーキットの標高と温度によってチャレンジングなサーキットではある」とルイス・ハミルトンはコメント。

「でも、ここ数年はたいてい僕たちのマシンの作動温度の完全なウインドウではなかった」

「でも、今シーズンのマシンのために僕たちが行った改善により、今年はより良いポジションにいると思いたい。時間が教えてくれるだろう」

レッドブル・リンクでは2週連続での開催となるが、バルテリ・ボッタスは「ここで2つのレースが開催されると聞いたときはかなり嬉しかった」と語った。

「僕はこのトラックが好きだ。歴史的に過去を振り返れば、あまり成功していないトラックでもあったけど、それでも良い結果を残している」

「過去のことから何かを言うのは難しい。長い休止期間の後の新しいシーズンだしね」

「でも、自分自身とチームは十分な準備ができていると感じている。だからこそ、僕は自信を持っている」

「でも、現時点ではそれ以上のことを言っても意味はない。僕たちがチームとしてどこにいるのか、そして、個人的にはペース面でどの位置にいるのかはもうすぐわかることだからね」

プレシーズンテストの結果、および過去2年間の成功により、レッドブル・ホンダF1は2020年にメルセデスに最も近い挑戦者になると推測されている。

レッドブル・ホンダF1とマックス・フェルスタッペンを今シーズンの脅威と見なしているかと質問されたルイス・ハミルトンは「彼らはテストを通してかなり強そうに見えたね」とコメント。

「テストでは上位3チームがかなり接近していたし、特にレッドブルは僕たちの理解では最も近いと思っている」

「それにマックスは年々進化しているので、彼らは強力な競争相手になると予想している」

「彼らはこのトラックで常に非常に強いので、間違いなくこの2つの週末は挑戦になるだろう。でも、どのような展開になるか楽しみにしているよ」

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