ルイス・ハミルトン パラダイス文書 脱税
ルイス・ハミルトンは、パラダイス文書の流出によって報じられた自身のプライベートジェット機をめぐる脱税疑惑を一蹴。今は今週末に開催されるF1ブラジルGPのことだけを考えていると語った。

F1ブラジルGPにむけてサンパウロ入りしたルイス・ハミルトンは「今は今週末のレースで勝つことだけに集中している。まだ2レース残っている。今、起こっている話について、僕の口からこれ以上言うことはない」と報道陣に述べた。

前戦F1メキシコGPで通算4度目のF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンは、税率の低いマン島にプライベートジェットを輸入し、2013年に330万ポンド(約4億9000万円)の付加価値税の還付を受けたと報じられている。

ルイス・ハミルトンの弁護士は、付加価値税の還付手続きは合法的に行われたものだと主張している。

パラダイス文書は、英領バミューダの法律事務所「アップルビー(Appleby)」から国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)に流出した富裕層の租税回避に関する資料。租税回避地は美しい島国に多いほか、フランス語などで「税の楽園」と表現することから「パラダイス文書」と名付けられた。文書数は1340万件で、データ量は1.4テラバイト。“史上最大のリーク”と呼ばれた2016年のパナマ文書と比べデータ量では少ないが、資料数は190万件多いとされている。

関連:ルイス・ハミルトン、29億円のプライベートジェットを購入 - 2013年2月7日

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1