ニコラス・ハミルトンがレースデビュー

2011年4月4日

ルイス・ハミルトンの弟ニコラス・ハミルトンが、2日〜3日にブランズハッチで開催されたルノークリオカップでレースデビュー。ルイス・ハミルトンと父親のアンソニー・ハミルトンが応援に駆けつけた。

脳性麻痺に合わせて特別に改良されたマシンに乗るニコラス・ハミルトンは、2ヶ月前にレーシングライセンスを交付されたばかりだが、土曜日の第1レースを完走12台中12位でフィニッシュ。

日曜日の第2レースでは、チームメイトに追突されてグラベルに押し出されたが、ほぼ1周遅れの状態から追い上げをみせ、前のドライバーから5秒遅れの15位でフィニッシュ。ポテンシャの高さを示した。

「あらゆる瞬間を楽しんでいる」とニコラス・ハミルトンは Daily Telegraph にコメント。

「これまでレースをしたことがなかったし、このマシンでは6回しか走っていない。できるだけ改善しようと頑張っている。僕には障害があるけど、マイナスではなくそれをプラスだと考えようとしている」

オーストラリア後に応援に駆け付けたルイス・ハミルトンは、レースに間に合うようにトラックに到着するのに苦労したようだ。

「帰国できて有難かった」とルイス・ハミルトンはコメント。

「フライトが遅れて、最初のレースをあやうく見逃すところだったけど、ここに来られてよかった。弟がファンから受けた応援も素晴らしかったよ。すでに僕よりもファンが多いね」

アンソニー・ハミルトンも息子のパフォーマンスに感銘を受けたと述べた。

「今週末、ニックは素晴らしい仕事をしたと思う」とアンソニー・ハミルトンはコメント。

「4ヶ月前は、彼がレースをすることはもちろん、車を運転するとは思わなかっただろう」

「障害と経験不足にもかかわらず、素晴らしいレーシングをすることが期待されるだろう。今年末までには中団で走っていると思う」