ハースF1チーム バーレーンGPのダブル入賞でランキング5位に浮上
ハースF1チームは、F1バーレーンGPでエステバン・オコンが8位、オリバー・ベアマンが10位となり、ダブル入賞を果たした。その結果、コンストラクターズ選手権で5位に浮上した。

オコンは14番グリッドからソフトタイヤでスタートし、レース序盤で2つポジションを上げ、8周目にミディアムタイヤに交換するためにピットインした。

オコンはアグレッシブなアンダーカットにより6位まで順位を上げたが、最終的にはルイス・ハミルトンに1つポジションを奪われた。27周目にハードタイヤに交換してピットインし、コース上でのデブリが原因で発生したセーフティカー導入期間中も7位をキープした。オコンは再スタートで7位につけたが、その後、世界チャンピオンのマックス・フェルスタッペンに1つ順位を奪われたものの、レース終了まで後続のマシンを寄せ付けず、チェッカーフラッグを受けて8位でフィニッシュした。

ベアマンは20番手から同じくソフトタイヤを履いてスタート。オープニングラップで目覚ましい走りを見せ、一気に14位まで順位を上げた。ベアマンは比較的長い最初のスティントを走り、14周目にハードタイヤに交換するためにピットインした。13位まで順位を上げ、32周目にセーフティカー導入中にピットインし、ソフトタイヤに交換して12位でレースに復帰。

ベアマンはレース再開後も順位を上げ、アルピーヌのジャック・ドゥーハンを追い抜いてトップ10入りを果たし、終盤にはメルセデスのキミ・アントネッリを抑え続けた。ベアマンは10位でフィニッシュラインを通過し、3戦連続でポイントを獲得した。

ハースF1チームは20ポイントを獲得し、コンストラクターズ選手権で5位に浮上した。

ハースF1チーム バーレーンGP

小松礼雄(チーム代表)
「何という一日でしょう。昨日の失望の後だけに、とても幸せです。誰も諦めませんでした。今日やるべきことは分かっていましたし、マシンにはペースがあり、結果を出せる2人のドライバーがいることも分かっていました。ダブルポイントフィニッシュを夢見ていたわけではありませんが、レースの進め方、ドライバーの走り方など、我々は確信を持っており、何事にも恐れず、積極的に行動していました。レースには浮き沈みがあるものですが、誰もが失望にどう反応しているかを見るのは本当に嬉しいです。浮き沈みの浮の部分は簡単に乗り越えられるものですが、沈の部分を乗り越えてこのようなパフォーマンスを発揮するのは簡単ではありません。今回も素晴らしいチームワークでした」

エステバン・オコン(8位)
「昨日はマシンにポテンシャルがあったにもかかわらず、ミスを犯してチームを失望させてしまったので、今日はチームのためにとても嬉しい。今日はすべてが計画通りに運び、素晴らしいスタートを切ることができた。そして、ポイント獲得を狙えるよう、思い切った戦略を採ることができた。そこから先は、セーフティカーによって僕たちは不利なポジションに置かれ、角田にオーバーテイクされそうになり、オリバーもまたその恩恵を受けたため、僕たちができる最大限のことはやった。 20番手から素晴らしい走りを見せたオリバーのポイント獲得は、チームにとってダブルポイント獲得となった。 最大限のことはやったので、僕たちは喜んでいるし、達成したことを誇りに思う。」

オリバー・ベアマン(10位)
「フィーリングは良好で、素晴らしいレースだった。あっという間に終わってしまったが、セーフティカー導入後の最後の20周は、後続のメルセデスを抑えながら、同時に前を走るマシンとも戦わなければならず、かなり大変だった。昨日の予選が本当に厳しかっただけに、チームのためにポイントを持ち帰ることができてとても嬉しい。もちろん、セーフティカーが出たのは少しラッキーだったが、最初のスティントでは本当に調子が良かった。2回目のスティントではハードタイヤが少しトリッキーだったが、セーフティカーに追いつくことができてラッキーだった。自分のポジションをキープするのは、周りに速いマシンがいると口で言うほど簡単ではない。今日の自分のパフォーマンスには誇りを持っているし、チームも素晴らしい仕事をしてくれた」

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム / F1バーレーンGP / エステバン・オコン / オリバー・ベアマン