ハースF1の両ドライバーが退団のギュンター・シュタイナーに感謝の意
ハースF1チームのケビン・マグヌッセンとニコ・ヒュルケンベルグは、一定期間F1グリッドから離れていた二人をF1に復帰させてくれたチーム代表のギュンター・シュタイナー退任に感謝の意を表した。

水曜日、シュタイナーとハース(2016年にF1に参戦して以来、彼が率いてきたチーム)は即時袂を分かち、後任に小松彩礼雄が就任することが発表された。

Netflixの『Drive To Survive』で主役を務めたこともあり、F1界では絶大な人気を誇っていたイタリア人のシュタイナーは、レッドブルのクリスチャン・ホーナー、メルセデスのトト・ヴォルフに次いで3番目に長くチーム代表を務めていた。

シュタイナーの退団は、チームがコンストラクターズチャンピオンシップで最下位に終わった2023年シーズンの不本意な結果によるもので、チームオーナーのジーン・ハースは「コース上のパフォーマンスを改善する必要があるのは明らかだ」とコメントした。

この発表を受けて、ハースF1チームのドライバーコンビであるマグヌッセンとヒュルケンベルグは2024年末までの契約を結んでいるが、シュタイナーへの感謝の言葉をソーシャルメディアに投稿している。

特にマグヌッセンはこのシュタイナーと何年も一緒に仕事をしており、2024年シーズンはハースで2期にわたって7度目のシーズンを過ごしたことになる。

「ありがとう、ギュンター」とマグヌッセンはインスタグラムに投稿した。「2017年に僕を旅に連れて行ってくれてありがとう、そして2022年にまた僕を乗せてくれてありがとう。じゃあまたね。幸運を祈っている」


2020年、2021年、2022年のシーズンをレーシングポイント、そしてアストンマーティンのリザーブとして過ごしたヒュルケンベルグも、シュタイナーから再びフルタイムF1の機会を与えられたことに感謝している。

F1へのフルタイム復帰により、ヒュルケンベルグは昨年のメキシコシティでのキャリア通算200回目のグランプリスタートを記録することができた。

「ありがとう、グエンター」と36歳のヒュルケンベルグはコメント。「君の信頼と友情、そして再びF1に参戦する機会を与えてくれて!あなたは間違いなくキャラクターだ...幸運を祈っている」

シュタイナーに代わってチーム代表を務めるのは、ヒュルケンベルグもマグヌッセンもよく知る47歳の小松礼雄だ。F1で20年以上の経験を持つ小松は、2016年のデビュー以来ハースF1チームで働き、当初はチーフ・レース・エンジニアとしてスタートし、その後エンジニアリング・ディレクターに昇格した。


ハースF1チームは、小松礼雄がチーム全体の戦略、ひいてはコース上でのパフォーマンスに責任を持つことを示唆しており、チームはヨーロッパを拠点とするチーフ・オペレーティング・オフィサーを採用する予定であることを示唆している。

「ハースのチーム代表に就任する機会を得て、当然ながらとても興奮している」と小松礼雄はコメント。「2016年のトラックデビュー以来、チームとともに歩んできた私は、明らかにF1での成功に情熱を注いでいる。コース上でのパフォーマンスを向上させる体制を構築できるよう、社内でプログラムやさまざまな競技運営を指揮することを楽しみにしている」

「我々は最終的には結果ベースのビジネスであり、最近は明らかに競争力が足りず、それがフラストレーションの原因となっていた」

「ジーンやさまざまなパートナー、特にマネーグラムから素晴らしいサポートを受けており、改善された軌道に乗っているプロダクトで彼らの熱意を反映したいと考えている。カナポリス、バンバリー、マラネロには素晴らしいチームがあり、力を合わせれば、可能な限りのパフォーマンスに到達できると信じている」

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム / ニコ・ヒュルケンベルグ / ケビン・マグヌッセン