ハースF1チーム 「アメリカのアイデンティティを活用する舞台は整った」
ハースF1チームは、F1でレースをしている唯一のアメリカのチームとして、アメリカのアイデンティティと同国のF1への関心の高まりを利用できる時が来たと考えている。

NetflixのF1ドキュメンターシリーズ『Drive to Survive』の大成功もあり、近年、アメリカでF1の人気が急上昇したおかげで、現在、F1はアメリカでのかなりのファンベースを享受している。

その強固な基盤により、F1は2023年にアメリカ第3のレースとなるラスベガスがオースティンとマイアミに加わり、アメリカでの存在感をさらに高める。

ハースF1チームが2016 年にF1に参入した主な目的は、その名を冠したスポンサーであるハース・オートメーションのブランド認知度を高めることだった。しかし、その探求を超えて、ハースF1チームがアメリカのアイデンティティを利用してアメリカ市場に参入したことはなかった。

ハースF1チームの代表であるギュンター・シュタイナーは「今、もっとそれを利用する必要がある。米ドルの存在感が増しているからね」とRACERにに語った。

「それは我々がチームとしてやるべきことであり、指示ではない。我々は何をしなければならないかを言われたことは一度もない。我々は我々だ」

「でも、今は関心が高まっているので、もっとそこに集中できると思う」

「以前は、関心を引き出そうとしたこともあったが、反応は弱かった。しかし、今は反応が大きいことを知っているので、それに集中することは間違いない」

ハースF1チームは、フェラーリとの緊密な技術的パートナーシップを最大限に活用して、スポーツでの最初の3年間の形成期に好成績を収めた。

しかし、その後、2019年から2021 年にかけて、ハースF1チームは競技面と財務面の両方で不振に見舞われた。

しかし、F1の予算上限と、新世代マシンに注がれたチームの多くのハードワークと努力により、ハースF1チームは生き残り、再びシーズンを戦うことができた。

しかし、シーズン開幕前にロシアのタイトルスポンサーであるウラルカリとペイドライバーのニキータ・マゼピンを捨てるというハースF1チームの必然的な決定は、ギュンター・シュタイナーが言うところの「急所を蹴られた」痛ましい打撃だった。

興味深いことに、これは、安い取引を探してF1チームを回っていた潜在的な商業パートナーからの関心に拍車をかけた。しかし、ハースF1チームは抵抗してた。

「最初は、我々が苦労していると思って、安く済まようとしていた人からの関心があった。それはうまくいかなかった」とギュンター・シュタイナーは語った。

「人々は我々が何をしているかを見ている。基本的に急所を蹴られたようなものだったが、それでも我々は立ち上がって強くなる」

「人々はそれを信じている。彼らは、我々が今よりもうまくやれることを知っている」

ハースF1チーム

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム