ニキータ・マゼピンの後任候補にユアン・ダルバラが浮上 / ハースF1チーム
ユアン・ダルバラが、ニキータ・マゼピンの後任候補としてハースF1チームのリストに載っているとBBCが報じた。

インド出身のユアン・ダルバラは、2019年にFIA-F3でランキング3位を獲得。過去2シーズンはカーリンからFIA-F2に参戦し、3勝を挙げているが、まだ大成功を収めているとは言えない。それでもハースF1チームの興味をそそっているようだ。

ユアン・ダルバラは、ハースF1チームに持ち込めるスポンサー資金のためにピエトロ・フィッティパルディのような他のドライバーよりも大きな優位性を持っている可能性がある。ダルバラの父親フルシェドは、25億ユーロ(約3100億円)の価値があると推定されるインドのソーラー企業『Sterling and Wilson』の取締役であり、息子にこの機会を与えるのを喜んで助けているようだ。

タイトルスポンサーを務めていたロシアの肥料会社ウラルカリとの契約を解消したハースF1チームにとって、資金は緊急の問題となるだろう。

ユアン・ダルバラは、ハースF1チームのドライバー候補に挙げられている唯一の名前ではない。最も可能性の高いシナリオは、リザーブドライバーとしてハースF1チームに所属しているピエトロ・フィッティパルディだ。エンジンサプライヤーのフェラーリの契約ドライバーであるアントニオ・ジョヴィナッツィの名前も言及されている。

だが、ユアン・ダルバラがハースF1チームによって言及されているのは驚くべきことだ。23歳のダルバラはレッドブル・ジュニアプログラムで契約を結んでおり、ハースF1チームへの移籍は期待に沿っていない。

しかし、レッドブルのジュニアドライバーが別のチームと契約するのは決して珍しいことではない。ダニエル・リカルドは、HRTでデビューを果たし、カルロス・サインツはルノーで運転することを許可されている。

また、ユアン・ダルバラは、レッドブル・ジュニアチームのなかで序列は低く、2022年に金曜フリー走行に出走予定のユーリ・ヴィップスとリアム・ローソンというドライバーが上位にいる。

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム / ニキータ・マゼピン