ハースF1、フォーメーションラップ中の援助による違反で2台が降格 / F1ハンガリーGP 決勝
ハースF1のケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンは、F1ハンガリーGPのフォーメーションラップでチームからドライバーに無線で指示を与えられたことによるレギュレーション違反で10秒加算ペナルティを科せられた。

ペナルティの結果、ケビン・マグヌッセンは9位から10位、ロマン・グロージャンは15位から16位へと降格した。マグヌッセンの1ポイントは、ハースF1にとって今シーズンは初ポイントとなる。

ハースF1は、レーススタート前のフォーメーションラップでスリックタイヤに交換するようドライバーに指示を与えていた。

スチュワードは、ハンガロリンクの日曜決勝後、ドライバーとピットウォールとの無線通信が、F1競技規約第27条1項「ドライバーは、1人で援助なしに運転しなければならない」に違反すると判断した。

F1チームは、レース中にドライバーにピットインの指示を出すことができるが、スタート前はできない。

現地時間20時に発表されたスチュワードの声明によると「この件を広範囲に検討した結果、スチュワードは、チームはドライバーにピットに戻るよう指示したと見なした。チームは、技術指令011-17のA. 2. a)からg)のいずれかの適応除外を証明できなかった」と述べた。

「したがって、スチュワードは『ドライバーは、1人で援助なしに運転しなければならない』という競技規約第27条1項の違反があったと見なす」

他チームのマF1シンはすべてインターンミディエイトタイヤでスタートしたが、ハースF1の両ドライバーは、エンジニアの指示によってピットに戻り、スリックに交換して、ピットレーンからレースをスタートした。

すでにトラックは乾きつつあり、ハースF1の両どいらーばそれぞれ3位と4位を走行してたときもあり、チームの判断は見事だった。マグヌッセンは9位でフィニッシュラインを越えた。

2020年 第3戦 F1ハンガリーGP 改訂版リザルト
1.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
3.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
4.ランス・ストロール(レーシングポイント)
5.アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
6.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
7.セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
8.ダニエル・リカルド(ルノー)
9.カルロス・サインツ(マクラーレン)
10.ケビン・マグヌッセン(ハース)
11.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
12.ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
13.ランド・ノリス(マクラーレン)
14.エステバン・オコン(ルノー)
15.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
16.ロマン・グロージャン(ハース)
17.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
18.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
19.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
DNF.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム / F1ハンガリーGP