F1 ロマン・グロージャン ハースF1チーム モナコグランプリ
ハースF1チームは、ロマン・グロージャンがシート喪失の危機にあるとの報道を完全否定した。

ロマン・グロージャンは、F1アゼルバイジャンGPで入賞圏内にいながらセーフティカー中に単独クラッシュを喫するというミスを犯しており、前戦F1スペインGPではオープニングラップで2台を巻き込む単独スピンを喫して、3グリッド降格ペナルティを科せられている。

ここまでロマン・グロージャンは、昨年から9戦連続でノーポイントでレースを終えており、一部ではシート喪失の危機にあると報じられている。

しかし、ハースのF1チーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、そのような推測を完全に否定した。

「どこからそのような噂が出たのかまったくわからない。そんな事実はない。それを止めるにはこれが最も簡単な方法だと思う」とギュンター・シュタイナーはF1モナコGPのメディアデーで主張した。

「我々の間でそのようなことは話題にすら上がっていない。悪いレースを2度経験した者がいたとして、そこで噂を立てたり、何かを始めたでも意味のないことだ。我々が唯一やるべきことは、ロマンが本来持っている競争力を取り戻させることだ。彼にそれがあるのは誰もがわかっている。彼はとても有能な人物だ。ただ悪いレースが2度あっただけだ」

「私は狼狽している人の顔を蹴るような人間ではないそアンフェアだ。もちろん、我々なんかよりも、彼自身が何をしてはいけないかはわかっている。バクーやバルセロナのようなことを再びやってはならないとね。だが、再び起こる可能性はあるか? ああ、あり得るだろう。ここはモンテカルロだ」

「噂を止めるために言うが、そのような話は一度も出ていない。どこから出てきたのかもわからないし、誰が取り上げたのかも知らない。私は間違ったことを言わないようにしているだけだ。ひとつ私にわかることがあるとすれば、そのような噂について私は誰とも話したことがないということだけだ。とにかく、私が何かしたなら自分から君たちのところへ行っているだろう」

昨年までの2年間、ロマン・グロージャンはハースで最も多くのポイントを獲得したドライバーだった。ギュンター・シュタイナーは、グロージャンが以前の調子を取り戻すと信頼していると語る。

「人生やキャリアには誰にでも悪い時や気分の落ち込む時があるものだ。私はやがて乗り越えられると彼に話している。起こってしまうものだ。落ち込んでいても仕方ない」

「できることはわかっているはずだ。乗り越えて、今後のレースに集中し、ポジティブでいる。ネガティブなままでいると、結果もネガティブなものになる。雪だるま式に膨らんでしまう。だから、我々はポジティブでいなければならない。我々は彼の力を知っている。彼がモンテカルロに強いこと、彼がモンテカルロでやれるということをね。ここからはそれに集中する」

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム / ロマン・グロージャン