ハース F1
2016年からのF1に参入するハースF1チームのジーン・ハースは、F1プロジェクトの最初の5年間は、小規模チームの過ちから学び、とにかく生き残ることが重要だと述べた。

ハースF1チームは、フェラーリと技術提携し、パワーユニットの供給とサポートを受けることになっている。

しかし、ジーン・ハースは、すでに確立されたF1チームを相手にしてのハースF1チームのチャレンジについて幻想を抱いていないと述べた。

「最初の5年間はとにかく生き残ることが全てだ」とジーン・ハースは CNN にコメント。

「そこへ乗り込んでいって、チャンピオンシップに勝つなどという壮大な期待は抱いていない。5年間で1度でもレースに勝てれば、それだけで素晴らしい成功だろう」

「F1に関わりを持つということだけで、我々のブランドは無名からトップクラスに飛び上がることになる。遅かれ早かれ、前進はするつもりだ。誰かを倒そうという高望みはしていない。まずは後ろの人たちに勝てれば十分だ」

2010年にF1に参入した3チームのうち、ポイントを獲得したことがあるのはマルシャのみ。HRTは2012年末で消滅し、ケータハムの将来も現在では非常に厳しい状況に見える。

ジーン・ハースは、そのようなチームの過ちから学んだといい、ハースF1チームはもっと構造化したアプローチを取ると自信をみせた。

「彼らの最大の問題は、あまりにも早くグリッドに着こうとしたことだと思う。十分に考えないままパートナーシップを取り付け、多くの間違いを犯してしまった」

「必然的に、彼らにはリソースがなく、物事を急いだためにマシンも適切に作られなかった」

パートナーにフェラーリを選んだ理由についてジーン・ハースは「単にフェラーリが親切だったからだ。驚くべきことに、彼らはただのエンジンサプライヤーを超えた関係を望んでいた。マシンの基本構造の多くの面で我々を支援したがっていた」とコメント。

「フェラーリの“Bチーム”になれるのであれば、それを誇りに思う。F1でのやり方を教えてもらえるのだからね。我々は、至ってフランクに彼らが与えてくれる全ての援助を受け取るつもりだ。フェラーリ以上になどなれないのだからね」

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム