F1:ロマン・グロージャン 「クラッシュのフラッシュバックに苦しんだ」
元F1ドライバーのロマン・グロージャンは、炎上するマシンから奇跡とも言える生還を果たした2020年のF1バーレーンGPでのフラッシュバックに対処するためにスポーツ心理学者との取り組んできたと語る。

2020年のF1バーレーンGPのオープニングラップで、ロマン・グロージャンは大クラッシュを喫してマシンは炎上。なんとか生還したグロージャンは、もっと酷い事態になった可能性もあるが、幸いにも手の火傷と足首の捻挫で済んだ。

F1のポッドキャスト Beyond The Grid のインタビューで、ロマン・グロージャンは、家族と一緒にクラッシュを見たかと質問された。

「そうだね。子供たちが尋ねてきた。彼らには多くの質問があった。僕は子供たちと妻と一緒にそれを見た」」とロマン・グロージャンは語った。

「それについて非常に率直に話すことができる。その後、心理学者と協力して、フラッシュバックや悪夢、または、そこから何か悪いことがないことを確認した」

「何回かフラッシュバックを経験したし、心理学者と一緒に理解して克服する必要のある事故のフェーズがあった」

「1つはかなり早朝の午前6時だった。息子が僕を起こてきたときだった。もう1つは、ジュネーブで手の手術をして、(麻酔薬を使って)眠っていたときだった。気分を悪くして、ベッドからバーレーンの病院がどのように見えたかを思い出させるようなすべての成分がそこにはあったんだと思う」

「そのようなフラッシュバックを経験した。それ以来、悪夢を見ていない。クラッシュは問題なく見ることができるし、問題なく話すことができる。そうだね。僕の手の状態はそこまで良くはない。太陽の下に行くことはできないし、低温・高温などにも注意しなければならない。でも、それでも機能している。子供たちと遊ぶことができるし、レゴを作ることもできる。それが重要だ」

現在、インディカーに参戦しているロマン・グロージャンは、ポール・リカールでのメルセデスとの1回限りのF1テストでチャプターを締めくくる準備もしている。そして、自身に起こったこと出来事にもかかわらず、自分は事故の後、より幸せな男だと感じるようになったと語る。

「100%そうだね。気が狂ったように聞こえるかもしれないけど、説明させてほしい」とロマン・グロージャンは語った。

「それ以来、僕が生きている毎日は、ボーナスの日のようなものだ。僕はもうここにいないことにとても近かったし、人生がどれほど美しいかを実感することができる」

「そうだね。あちこちで小さな問題が発生する可能性はある。乗り継ぎ便がキャンセルされたり、時間がなくなったり、うめき声を上げることもあるかもしれない。まだそれについて少しうめき声を上げている」

「今でも、毎朝目を覚まし、シリコングローブを外し、手にクリームを塗る必要がある。僕は生きていることを実感している。僕はここにいるんだとね。子供たちと遊ぶことができるし、再びレースに行くことができる。隣にには素敵な妻がいる。問題があっても、人生がいかに良いかを実感しているし、人生をより幸せに感じている。人生に問題がなかったら、それはかなり退屈だろう」

「人生は自由ではないことを理解するために、自分がもうここにいないことに近づかなければならなかったと考えるのは非常にクレイジーだ。生きなければならない」

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カテゴリー: F1 / ロマン・グロージャン / インディカー