ジョージ・ラッセル F1カナダGP予選「人生で最もスリリングなラップのひとつ」

ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでの予選Q3終盤は劇的な展開となり、マクラーレンのオスカー・ピアストリが最後のアタックでトップに立つも、その後フェルスタッペンがさらに速いタイムを記録。
しかし、最終的にポールポジションを手にしたのはラッセルだった。彼は1分10秒899を叩き出し、フェルスタッペンに0.160秒差をつけて首位を奪取した。
この結果により、2024年に続いて2年連続でモントリオールでのポールポジションを獲得したことになり、メルセデスのラッセルはマシンを降りた後、喜びを隠さずそのセッションを振り返った。
「今日この素晴らしい観衆の前で走れたことが最高だった」とラッセルは笑顔で語った。「正直言って、最後のラップは人生で最もスリリングなラップのひとつだったと思う。ステアリングホイールにはデルタが表示されるんだけど、コーナーを通過するたびに0.1秒ずつ速くなっていくのが見えていたんだ」
「最後のコーナーに入る時点で0.6秒アップしていて、『これはとんでもないラップになる』って思ってた。そしてフィニッシュラインを通過してP1だと分かった時は、本当に驚いたけど、すごくうれしかったよ」

2024年と同様に、ラッセルはフロントロウでフェルスタッペンと並ぶことになる。2人は直近のスペインGPで接触し、フェルスタッペンに10秒のタイムペナルティが科されていたという因縁もある。
予選後、ワールドチャンピオンのフェルスタッペンと隣り合わせでスタートすることについて聞かれると、ラッセルは「僕らは仲間だから、大丈夫だよ」と答えた。
さらに、日曜のレースへのアプローチと、勝利を狙うかどうかを問われると、ラッセルは冗談めかして、現在フェルスタッペンが出場停止にリーチするペナルティポイント残り1点であることを引き合いに出した。
「僕のライセンスにはまだ使えるポイントが残ってるからね。どうなるか見てみよう」とラッセルは笑いながら語った。
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