ジョージ・ラッセル 「メルセデスF1はレッドブルのように無謀ではない」
ジョージ・ラッセルは、自身が所属するメルセデスF1のジュニアプログラムが、レッドブルのように“無謀”で“冷酷”なプログラムではないことを喜んでいる。

ジョージ・ラッセルは2015年にメルセデスF1と最初に契約を交わした。当時、ティーンエイジャーだったジョージ・ラッセルは、『将来メルセデスのドライバーとして成功する理由をすべて挙げた』パワーポイントによるプレゼンテーションでトト・ヴォルフの目を引いた。

メルセデスはジョージ・ラッセルのキャリアをサポートし、2017年にARTグランプリでGP3タイトルを獲得。1年後のFIA-F2でもチャンピオンシップを獲得し、2019年にはメルセデスのF1エンジンを搭載するウィリアムズでF1に昇格した。

ウィリアムズで3年間過ごした後、ジョージ・ラッセルは2022年にメルセデスF1チームに加入し、7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンとチームを組む。

ジョージ・ラッセルの軌跡は、彼の親友であり、長年のライバルであるレッドブルのドライバープログラムのメンバーであるアレクサンダー・アルボンの軌跡とは大きく異なる。

過去にレッドブルのジュニアプログラムにサインし、1年で解雇され、2019年に再びレッドブルと契約したトロロッソでF1デビューを果たしたアレクサンダー・アルボンは、シーズン途中に成績不振のピエール・ガスリーに代わってレッドブル・レーシングに昇格し、2020年までシートを維持した後、完全にF1から外された。

ジョージ・ラッセルは、メルセデスがジュニアドライバーをそのように扱わないことに感謝していると語る。

「メルセデスが外に出て学ぶ機会を与えてくれたことに本当に満足している」とジョージ・ラッセルは ESPN とのインタビューで語った。

「レッドブルのやり方はかなり無謀で冷酷な場合がある。それが理由で、自分が、そこで走り、学び、構築し、開発する機会を得たことにとても感謝している」

「すべてのドライバーは、F1に参加し、初日からレースに勝つことを夢見ているけど、ビジネスで最高の選手と対戦する場合も同様に、そうはならないことがある」

「今はとても強い場所にいると感じているし、飛び込んで、少しペースが遅れていても、それが自分に影響を与えないように精神的に十分に強く感じている。僕は自分がそこに着くと知っている」

「いつそこにたどり着くかはまだ分からないけど、僕は十分に成熟しているし、それに対処するのに十分な年齢になっていると思う。1~2年前はおそらくそうではなかったと思う」

アレクサンダー・アルボンは、来シーズン、メルセデスに加入するジョージ・ラッセルの後任としてウィリアムズと契約してF1グリッドに復帰する。


ジョージ・ラッセルは、早くから2022年のメルセデスのセカンドシートの最有力候補と目されており、トト・ヴォルフが彼を起用するのは時間の問題だと多くの人が予測していた。

ジョージ・ラッセルは、メルセデス移籍を知らされたとき、次のレースの準備のためにジムにいた。

「トトは僕がクラブかどこかにいると思っていたみたいだ」とジョージ・ラッセルは語った。

「しばらくの間それは続いていた。そして、僕たちはそれが本当の可能性であるという事実にナイーブではなかった、去年のサヒールでのレースの後は特にね」

「しかし、同様に、ペンが紙に置かれ、僕が点線にサインして、それが発表されるまで、僕たちはひたすら期待を管理していた」

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