フランコ・コラピント ローソンの後任でレーシングブルズF1加入はなし?
アルピーヌのリザーブドライバーであるフランコ・コラピントが、レッドブルでリアム・ローソンの後任となることはないだろうと、複数の情報筋がPlanetF1.comに語った。

リアム・ローソンは、2025年F1シーズン開幕戦のオーストラリアと中国で予選1回目に敗退するなど、悲惨なスタートを切ったことで、レッドブルのシート維持のために戦う立場となった。

フランコ・コラピント、レッドブルでのリアム・ローソン後任の有力候補には挙がっていない
リアム・ローソンのパフォーマンスの低調により、来月開催される日本グランプリ(鈴鹿、第3戦)を前にレッドブルがローソンと角田裕毅を交代するとの憶測が高まっている。

ローソンの今後については、今週末にレッドブルのミルトンキーンズ・ファクトリーで行われる会議で決定される予定だが、PlanetF1.comが入手した情報によると、まだ確かな決定は下されていないという。

現在レーシングブルズのジュニアチームで走る日本人ドライバー、角田裕毅が、ローソンがチームを離脱した場合、マックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトになる可能性が最も高いと見られている。

レッドブルは、2025年のF1シーズンでパーメインシートを得られず、復帰を目指しているドライバーなど、ドライバープール以外の選択肢も検討している可能性がある。

ここ数日の海外報道では、レッドブルが2024年後半にウィリアムズで印象的な活躍を見せたことで一時的にチームと関連付けられたアルゼンチン人ドライバー、コラピントに注目している可能性があると主張している。

しかし、PlanetF1.comは事情に詳しい筋から、ローソンが交代する事態が発生した場合にコラピントが代替策として登場する可能性は極めて低いと理解している。

コラピントは、昨年のオランダGPでローガン・サージェントに代わってウィリアムズのレースドライバーとしてデビューした際、2レースでポイントを獲得したことで、レッドブルやアルピーヌを含む複数のチームから関心を寄せられていた。

PlanetF1.comは、昨年11月のブラジルグランプリでウィリアムズのホスピタリティユニットを訪れ、若手ドライバーとの契約の可能性について話し合っていたチーム代表のクリスチャン・ホーナーの姿が目撃されたことを受け、コラピントがレッドブルのレーダーに捕捉されたと報じた。

しかし、2024年の終盤戦でクラッシュを繰り返し、ラスベガスの予選では50Gの事故に遭うなどしたことで、レッドブルのコラピントに対する関心は大幅に冷めたとみられている。

アルピーヌは1月、2025年のF1シーズンに向けた4人のオフィシャルリザーブドライバーの1人にコラピントを起用したことを発表し、ウィリアムズチームのボスであるジェームス・ボウルズは、この動きはレースシートを奪還する「最高のチャンス」であり、早ければ今年にもそのポテンシャルがある、と当時コメントした。

ここ数か月の間、根強く囁かれてきた噂によると、コラピントは2025年のF1シーズン中に、ジャック・ドゥーハンのアルピーヌのシートにいつか座る可能性があるという。

アルピーヌのチーム代表であるオリバー・オークスと、エグゼクティブアドバイザーのフラビオ・ブリアトーレは、ドゥーハンの契約は2025年のF1シーズン最初の数レースのみであると広く報じられているが、ドゥーハンとコラピントの交代が起こり得ることを否定しなかった。

PlanetF1.comは、今シーズンもドゥーハンが引き続き参戦するのは、グリッド上の他のドライバーと同様にパフォーマンスに基づくものであると理解している。

ドゥーハンは新シーズンの序盤戦で印象的な走りを見せ、オーストラリアと中国では実績のあるチームメイトのピエール・ガスリーとほぼ同等の1周のペースを記録し、上海のスプリントレースではF1レースウィナーを予選で上回った。

しかし、アルピーヌは現在、2025年のF1でまだポイントを獲得していない唯一のチームとして、コンストラクターズ選手権の最下位に沈んでいる。

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カテゴリー: F1 / フランコ・コラピント / リアム・ローソン / アルピーヌF1チーム / ビザ・キャッシュアップRB