ドレイソン・レーシング フォーミュラE
2014年からスタートする電気自動車レース「フォーミュラE」にドレイソン・レーシングが初めてチームとして参戦契約を結んだ。

プロモーターであるフォーミュラEホールディングスは、開幕シーズンを戦う10チームの1チーム目として、ドレイソン・レーシング・フォーミュラEチーム(Drayson Racing Formula E Team)の参戦をFIAに申請した。

英国の実業家で元科学技術大臣のポール・ドレイソンが経営するドレイソン・レーシングは、プロモーターであるフォーミュラEホールディングスが供給し、マクラーレンとスパーク・テクノロジーが開発するマシンで2人のドライバーを参戦させるとコメント。2年目から独自設計のマシンを使うと述べた。

ポール・ドレイソンは「フォーミュラEのオープニングシーズンで戦うという見通しに大いに興奮している」とコメント。

「過去2年間、電気ドライブトレインを研究し、200mphのル・マン電気自動車プロトタイプを開発した経験によって積み重ねたノウハウを活用して、最初から優勝争いをするチームになることを目指している」

「我々は、FIAフォーミュラEには非常に大きな商業的ポテンシャルをがあると考えており、モータースポーツに新しいファンと新しいスポンサーを引きつけ、世界をリードする環境的に持続可能な世界的スポーツイベントになると信じている」

フォーミュラEホールディングスのアレハンドロ・アガグCEOは、ドレイソン・レーシングの歴史がチャンピオンシップの信用を高めると語った。

「今日はFIAフォーミュラE選手権にとって非常に特別な日だ」とアレハンドロ・アガグはコメント。

「競技に参加する10チームの最初としてドレイソン・フォーミュラEチームの名前を発表できたことは、この初の持続可能なグローバルモータースポーツ選手権の創設における非常に重要なステップとなる。彼らはグリーンモータースポーツの分野での情熱と研究開発においては唯一無二のイギリスを代表する企業であり、ドレイソンのようなチームが我々の仲間入りをすることによって、FIAフォーミュラEに本物の電気自動車レースのDNAが与えられる」

「ドレイソン卿はまさに電気自動車レースの先駆者であり、我々のチャンピオンシップは彼のゴールや高い希望と完全に一致する。初めはスパークのカスタマーカー、次に独自の技術を使い、世界中の偉大な町の中心部でドレイソン・フォーミュラEチームがレースをするのを楽しみにしている。多くの都市で電気自動車の発展に貢献することになるだろう」

フォーミュラFはFIAが承認するチャンピオンシップで、商業権は香港のコンソーシアムにライセンスされており、世界の少なくとも10都市の中心部でレース開催を目指している。

開催都市としては、これまでのところローマとリオデジャネイロが発表されており、主催者はロンドンも追加したいとしている。

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カテゴリー: F1 / フォーミュラE