フェラーリF1が改善すべき点は「一貫性」とフレデリック・バスール
フレデリック・バスールは、F1サウジアラビアGPでシャルル・ルクレールがチームにとって今季初のグランプリ表彰台を獲得したことを受け、フェラーリにさらなる一貫性を求めた。

フェラーリの2025年F1シーズンは、オーストラリアでの第1戦前に期待されていたほど順調なスタートを切ることができず、予選のパフォーマンスにチーム全体が失望を隠せなかった。

ルクレールは、過去2週間の週末で1周のペースは向上し、バーレーンとジェッダの両方で予選4位を獲得したが、7度のワールドチャンピオンであるチームメイトのルイス・ハミルトンは、土曜日の予選で比較的苦戦した。

サウジアラビアでは4位からスタートしたルクレールは、レース戦略をうまく管理し、ミディアムタイヤでオープニングスティントを延長、ハードコンパウンドでも十分なスピードを発揮して3位でフィニッシュした。

この結果はスクーデリアにとって進歩を意味するが、バスールはチームにはまだ多くの課題が残っていることを認めている。

スクーデリア・フェラーリルクレール、サウジアラビアでフェラーリに今季初の表彰台をもたらす

「終盤のハードタイヤでも(ルクレールは)非常に強かったが、最初の数ラップは少し保守的だった」とバスールはジェッダでのレース後に説明した。

「彼は、その戦略が延長であるということを知っており、1周目から最後まで非常にうまく走ったが、彼はすべてのラップを予選ラップのようにプッシュし、タイヤマネジメントの面でも非常にうまくいった。今週末を糧に、残りのシーズンを築き上げることができると思いう。しかし、より一貫性を高める必要があることは確かだ」

「昨日の予選では P3 以上の順位を逃した。P4 からスタートすると、ダーティエアの影響を受けて難しくなる… 結果は良かったですが、私は常にネガティブな面も見るタイプなので、より良いポジションからスタートできる予選を改善しなければならない」

バスールが求める一貫性は、ハミルトンにも当てはまる。ハミルトンはジェッダでのレースを、スタートと同じ 7 位で終えた。

元世界チャンピオンは、2 番目のスティントのスタートでまずまずのペースを見せ、ランド・ノリスを数ラップにわたって抑える巧みなレース展開を見せたが、最終的にはさらに前へ出るペースは持っていなかった。

「ルイスと短い話し合いをした。彼にとっては非常に厳しいレースだった」とバスールは説明した。

「レース中も、良いスティント、2回目のスティントの序盤は良かったものの、少し一貫性に欠けていた」

「しかし、金曜日の朝から、予選のラップまで、より一貫性を高めて、より良いポジションからスタートしなければならない。そのポテンシャルは間違いなくあるからだ。我々にとって重要なのは一貫性だ」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ